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ほんとうのSEO(第3回)

ウェブサイトで結果を出すにはSEOを踏まえたうえでキーワード集客をしなければいけない、そのために必要なのはコンテンツだ、ということを前回書いた。キーワード集客のためのプロセスは、①ターゲットを明確にする、②キーワードを決める、③コンテンツを書く、④定期チェックする、となる。

ターゲットを明確にする

意外にここができていなかったりする。ウェブ業界では「ペルソナ」なんていったりするが、ようするに誰にみてほしいのか、ということだ。BtoCのECサイトであればだいたいターゲットは明確になっていることが多いが、企業のコーポレートサイトだと、ほとんどが曖昧になっている。曖昧というか、そもそもウェブサイトで新規開拓するということ自体が明確になっていないので、なおざりになっていることが多い。ここが明確になっていないと、つぎのプロセスには進めないので、できるだけ絞り込みたいところだ。

また、ターゲットといっても対象者だけではなく、誰になにを見てほしいか、誰になにを売りたいか、ということもセットで考えるのがいい。これはウェブサイトの作り方にかんするテクニカルなことではなく、自社の商品とはなにか、サービスとはなにかを考えることでもある。

たとえばペットショップであれば、
・地元のペットを飼いたい人
・地元でペットホテルを探している人
・全国でめずらしい爬虫類を探している人
・希少なクワガタを探している人
・地元でペットショップで働きたい人
など。

全国の犬好きに見てもらいたい!というのはダメ。趣味のサイトやアフィリエイトのサイトであればいいかもしれないが、リアルな集客を目的にしているのであれば、ターゲットはとうぜん顧客になりうる人でなければならない

たとえば自動車販売・整備工場であれば
・地元でタイヤ交換をしたい人
・地元で車検をしたい人
・地元で車の改造をしたい人
・全国でめずらしい外車に乗りたい人
・全国でクラシックカーの整備先を探している人
・地元で自動車関係の職を探している人
など。

ターゲットは1つに絞る必要はないが、あまり多くても散漫になってしまう。採用を考えているのであれば、働いてくれる人もターゲットにするといいだろう。

キーワードを決める

さて、ターゲットが決まったら、つぎはキーワードだ。このときのキーワード選定で重要なのは、それが「購買につながるキーワード」かどうかだ。たとえば爬虫類専門のペットショップで、「ペットショップ 犬」の検索で集客しても意味がない。自社の商品やサービスに合ったキーワードでなければいけない。また同じ理由から、あまりに大きすぎるキーワードでもダメだ。ペットショップであれば、たとえば「ペット」とか。それで1位になればいいことはあるかもしれないが、実際には難しいし、それでサイトを訪問する人の何割が実際に顧客になっているかを考えると、ほとんどが関係のないユーザーだろう。イメージ的には、キーワードでサイトに来る人の全員が顧客になりうる人、というのが望ましい。

次回はキーワードの探し方について書く。

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