こういうボルダリングジムのキッズスクールは危ない
この記事では、お子さんをボルダリングのキッズスクールに通わせることを検討している親御さんに向けて、こういうジムはお子さんが怪我をするリスクが高いですよ、気をつけましょう、というポイントをまとめています。
ジムで見たことがある子供の事故
まず、どんな事故や怪我が起こりうるのか。私が見たことがあるのは下記です。
壁を登っている人が落下する際に、ちょうど子供が落下点に走ってきて衝突
走り回っている子供が転んで壁に激突
壁の上部から無理な姿勢で落下し、おそらく捻挫
あらゆるスポーツと同様、こういった事故をゼロにすることはできませんが、いずれもジム側の安全管理によってリスクを下げることはできます。
過去に私が通っていたジムの多くはキッズスクールを運営していましたが、安心感のあるジムと、ヒヤヒヤするジムでかなり差があったように思います。
危ないジムの見分け方
以下の3点です。
スタッフが子供たちを管理できてないジム
死角があったり、待機スペースが曖昧なジム
大人クライマーのマナーが悪いジム
詳しく説明していきます。
スタッフが子供たちを管理できてないジム
「管理」というと大袈裟ですが、例えばこういうジムです。スクール見学時に確認してみてください。
スタッフの言うことを子供たちが聞いてない
スタッフが問題行動をしている子供を強く注意しない
問題行動:走り回ったり、マット上で寝転んだり、他クライマーの落下点に入ったりするなど
スタッフの視界から外れている子供がいる
質の高いスクールを運営しているジムでは、スタッフと子供たちの間に信頼関係があります。スタッフは大きな声で子供たちを指導したり、問題行動を注意しますが、子供たちは従います。それでいて、スタッフと子供たちの仲は良いです。
こういうジムを選ぶのがおすすめです。
死角があったり、待機スペースが曖昧なジム
次に、ジムの設備についてです。こういうタイプのジムが比較的安全です。
死角がないためスタッフの目が行き届きやすく、注意喚起やサポートがしやすいです。
また、こういうタイプのジムでは、「登る時以外はマット上にいてはならない」というルールが徹底されていることが多く、さらに、待機スペースからオブザベ(課題をどう登るか考えること)が可能な距離なので、登る時以外マットに上がる必要もありません。
次に、危険なジムの一例です。
壁の面が増えた代わりに、死角が発生しています。
また、待機スペースから奥の壁が遠く、オブザベできないので登る時以外もマット上にいることが黙認されており、接触のリスクが高まります。
一方、意図的にこのようなレイアウトで一般客と子供たちをゾーニングしているジムや、スタッフがベタ付きしてリスク回避しているジムもあるので、見学時にチェックしてみてください。
大人クライマーのマナーが悪いジム
多くのジムでは、日中にキッズスクールを行っており、大人クライマーと一定の住み分けがされていますが、夕方の時間帯や土日は子供と大人が混在します。
子供は大人のマネをしますので、マナーの悪い大人が多ければ、子供たちのマナーも悪くなり、ジム全体の治安が悪化しますし、子供に怪我をさせるリスクも高まります。
この現象は元を辿ると、入会時や入会後にジム側が大人に適切なインストラクションをしていないのが原因です。ひどいジムでは大人も子供もバンバン落下点に入ってくる、ということがありました。
まとめ
キッズスクール入会前に、ジム見学へ行きましょう
見学時には下記をチェックしましょう
スタッフ:安全管理・熱量
壁や待機スペースなどの設備:死角や接触リスクのチェック
大人クライマーのマナー:できれば平日夕方〜夜の見学もおすすめ
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