口下手を治したい!?話し方の改善方法について
いきなり質問ですが皆さんは「あのときもっとうまくはなせたらなぁ・・」と思ったことはありませんか?
私はよくあります。私自身口下手ということもあり、なんとかこれを治したいとおもったことは何度かあります。
そこで口下手を治すために色々と本を読んでみました。
こんなシンプルなタイトルで、ページ数も少なく122ページと少なめなので、文章もシンプルなのであっという間に読み終えることができました。
文章はシンプルではありますが、中身は相手に伝えるために意識すべきことが書かれています。
本の中身としては、『相手に伝わる技術』としていくつかあります。
1.口下手な私がこの本をとった理由
口下手な私がとった本は『話すチカラをつくる本(山田ズーニー著)』です。
なぜこの本を読もうかと思ったのかというと私自身話すことが苦手だからです。
いわゆる口下手というやつで話すときに頭が真っ白になってしまうことも多々ありました。
『これではまずい』と思い、手にとったのがこの本です。
ではまずこの本に書いてある話したいことの軸の決め方について紹介していきたいと思います。
2.口下手な人の話し方の改善方法① 話の軸の決め方
この本にも書いてあることですが話し方の軸を語る上でまずいちばん大切なことは「自分が一番伝えたいことです。」
話し方の前に「一番伝えたいこと」の軸がぶれてしまうと相手に伝わることも伝わらなくなってしまいます。
ぶれない対策としては『あなたは一番何をしたいのですか』という質問をまず自分に問いかけてみます。
次に『なぜそれをやりたいのかを他の人に説明してください』という質問を自分に問いかけてみることです。
こうすることで客観的に言いたいことを考えることができます。
例えば水が飲みたい人がいたとして、『あなたは何を一番したいですか?』と聞きます。すると『水が飲みたい』と答えるでしょう。
次に『なぜそれをやりたいのか他の人に説明してください』と言われたとしましょう。
するとその人は『のどが渇いたので水を飲みたい』、もしくは『水を飲むことは健康にいいから』という答えを言いました。
水を飲みたいという理由がきちんとでていますね。このようにしたいこととその理由がきちんとあれば軸がぶれないです。
『水を飲みたい』→『のどが乾いたから』、『水を飲みたい』→『水を飲むことは健康にいいから』
この上の2つの理由は相手に伝わります。
もう一つの例をあげましょう。Bさんという方がペンを貸してほしがっているとしましょう。
なぜペンが貸してほしいのですか?と尋ねると、『メモを取りたいから』と答えたとします。
なぜそれをやりたいのですかと聞かれたときにBさんが『わからないけど、メモが必要なんです』と答えたとします。
そうすると『なんのためにペンを使ってメモを取る必要がある』のかが不明です。
この例ですと、ペンが必要で、メモをとる必要があるというところまでがわかりましたが、その先が分からないですよね。
こういう場合軸がぶれてしまっています。なので相手になぜペンを貸してほしいのかはなんとなくは伝わりましたが、100%は伝わってないです。
3.口下手な人の話し方の改善方法②『なぜそう言えるの?』を言語化する
人を説得するには説得力が必要ですよね。ただ自分の意見を伝えようとするのはただのわがままです。これでは話し方
大切なのは『意見』と『根拠』が含まれていることです。
例えば、『夏には洗濯物がよく乾く』という意見があったとします。なぜ洗濯物がよく乾くのでしょうか?
『夏は気温が高く、晴れの日が多いので洗濯物がよく乾きます。』ですよね。
『夏には洗濯物がよく乾く』という意見と『夏は気温が高く、晴れの日が多いので洗濯物がよく乾きます。』という根拠があります。
そのためこの意見が説得力を持ちます。
4.口下手な人の話し方の改善方法③ 目指す結果を意識する
『目指す結果を意識する』ことですが、このことは『自分が言いたいことはなにか?』の軸をぶらさないためにも必要なことです。
以前にも説明した『意見』と『論拠』なのですがこの2つがあれば普段の雑談から学問までをまかなうことができます。
意見と論拠があることによって相手の心を動かし、目指す結果を意識することで結果がでてくるようになります。
後は結果を意識して逆算してどういった話の流れにするかを考えれば相手に伝わりやすくなると思います。
噛み合わない会話が生じる理由と改善方法
人と人とのコミニュケーションで困るのは噛み合わない会話ってつらいですよね。
相手に自分のことを分かってもらえるように必死に説得しようとしてもなかなか相手は納得してくれないということが私もよくありました。
どうして噛み合わない会話って起こるのでしょうか?
実は噛み合わない会話というのが私と相手が『問い』を共有していないとずっと噛み合わない会話になってしまいます。
文章や話を貫いている『問い』、『問題意識』のことを論点といいます。この論点と意見はは問いと答えの関係です。
自分の中で『今ダイエット中だけどシュークリームを食べてもいいか?』という論拠があったとします。
その論拠に対しての答えが『今はダイエット中なので甘いものは駄目だ』という意見がでてきます。
仮に『ダイエット中だけど何を食べたらいいのか?』と考え方を変えてみると建設的な意見が出てきます。
会話したり文章を書いているときにどうしてもいい方向に行かない場合は『問い』を修正すると出てくる意見も変わってきます。
論点→論拠→意見の構造で話したり、書いたりするとあらかじめ相手と問いを共有できるのでとても伝わりやすいというメリットがあります。
5. 口下手な人が謝罪するために必要な考え方について
人が生活していく限り、人間関係は避けられない問題です。ときに謝罪したり、人を説得して協力を得たりすることもあると思います。
特に口下手である人にはなかなかつらいことだと思います。現に私もそうでした。
「相手に誤解されないように」と「どうすれば相手にきちんと伝わるか」を考えていると気が重たくなりました。
これから説明する考え方で以前よりかは気が重たくならなくなり、口下手も少しずつですが改善してきました。
口下手を改善するための考え方① 謝罪するときに必要な考え方
まず1つめは謝罪するときなのですが、『なにをあやまるのか?』、『そのときどんな状況だった?』、『今の自分の気持は?』この3つを考えていく必要があります。
この3つの問題に対し、『なぜ?』、『どうして?』と考え自分なりに答えをだし、まとめることで謝罪するときのいいかたや道筋を組み立てていきます。
口下手を改善するための考え方② 別の角度からものを見るように心がける
考えがすぐ行き詰まってしまう人は疑問とする視点が自分にばかり向いている可能性があります。
そうなってしまいますとますます口下手が悪化してしまいます。最悪の場合相手にうまく伝わらず謝罪どころか火に油が注がれるだけです。
ではその場合どうしたらいいのでしょうか?そういうときはまわりに目を向けて行くことです。つまり考え方を変えてみるということです。
「もしかしたら相手は〇〇かもしれない・・だからいま△△なんだ」という考え方が大切です。
この考え方で相手の方を思いやりながら自分ができることをやっていく必要があります。
ココで大切なのは自分のことや現在のことだけを考えるのではなく、他の人や現在のことだけでなく、過去、現在とつなげていくことで視点が広がります。
視野を広げることと自分の伝えたいことをまとめると相手に伝わりやすくなります。
視点を広げた後は以前にも書きました問いについてまとめてみましょう。そして自分の伝えたいことを文章にする作業が大切です。
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