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頑張ってるのに結果が出ない人、同じ課題で停滞ぎみの人、仕事の精度が落ちてきた人へ 仕楽(8)

世の中には、ビギナーズラックという言葉があります。
意味は、総じて初心者が、驚くような幸運な結果を起こす状況を、表した言葉だと思います。

ラック(Luck:運)という単語から、ギャンブル界隈の話によく使われる傾向があるように思いますが、ビジネスの世界でも初めて挑む商談で、うまくディールする事ができたとか、一新入社員のアイデアが会社全体で採用されたという実例は、僕が経験しただけでも、いくつもありますから、みなさんもきっと遭遇してると思います。

ところで、このビギナーズラックって、どうしてビギナーに起きて、その道のプロには起きないのか、ちょっと不思議に思いませんか?

実は、こういった不思議に対する、現代社会の回答ってものがあります。

それは、プロが出す良い結果より、初心者が出す良い結果の方が、インパクトが大きく、印象に残りやすいからというものです。

ですが、この回答はビギナーズラックに遭遇した第三者の目線では理解できそうですが、ビギナーズラックを発動した本人や関係者にとっては、ちょっと消化不良な回答のような気がします。

なので、ちょっと見方を変えてみましょう。

一度も作った事のない料理を、その写真だけを見て作ってみたら、かなり上出来だった。でも二回目以降は、一回目ほどうまく出来なかった。

これは僕の実体験なのですが、これも、ビギナーズラックだと思います。

そして僕は、一回目と二回目以降とでは何が変わっていたのかを知りたくなって、その時に考察した僕の考察結果がこうです。

それは、料理を作る時に利用した情報ソースの違いです。

一回目は、写真の映像から、料理を創造している
二回目以降は、一回目の成功体験時の行動パターンを再現している

という違いがあるのではないかと思っています。

表現を変えると、

一回目は、ある写真に意識を向け、五感で感じた感覚を表現している。
二回目以降は、過去の成功体験に意識を向け、記憶を出力している。

という事になるのかと思います。

この考察が、ビギナーズラックの解釈における正解かどうかは全く分かりませんが、ひとついえる事があると思っています。

それは社会生活において、この二回目以降のパターンで乗り切ろうとしている社会人が、日本にはたくさん存在しているという事です。

何か正解があると確信するがあまり、その正解に縛られてるケースです。。。

なので、もし心当たりがあるなぁと感じた人は、一度あなたの持っている常識を一旦保留棚に預けて、目の前に広がるリアルな現実を、五感を通して感じ、あれこれと創造してみてください。

あたかも話し始めた子供が、予想もしない着眼点で、予想もしない見解を話し出すような、あの感覚です。

そして、ビギナーズラックの考察で、僕が一番大事だと思う事がこれです。

幸運な結果は、頭の中の思考作業ではなく、リアルな現実で実動した人にやってくるという点です。

それは、素晴らしい事業計画であっても、実際に事業が計画通り推移するかは、全くの別問題であるかの如くです。

要はビギナーズラックは、行動が伴っている人にのみ発動するって事。

なので、何か埒があかない課題がもしあるなら、一度、子供の頃にタイムスリップしたつもりで、目線を変えて観察してはいかがでしょうか?

という事で、本日の投稿は、この辺りで ジョッ!



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