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仕事が楽しくなる話(7) リスクは取るべきか、取らざるべきか?

昨日、友人のシンガポール人とオンラインミーティングをしたのですが、いつも彼と話すときに彼が連呼するフレーズがあります。

いやぁ、実に的を得た指摘ですよね。

彼は日本企業との取引が多いので、きっと担当の日本人がリスクを取らないタイプの人なんだと思いますが、実に日本人の特徴をよく捉えていると関心します。

そして、彼のフレーズにはまだ続きがあります。

これは彼が日本人とプライベートで接している時に感じるようで、僕が代わって意訳するなら、【お金を介さない、最高のサービス】といった事を言いたいのだと思います。

つまり【日本人のおもてなしの精神】です。

日本に住んでると、当たり前すぎて気付かないと思いますが、本当に日本人って【ノーマネー:ハイリターン】が自然にできる稀な国民性であるのは間違いないと思います。

そして見逃せないのが、こういった日本人の国民性は、全世界の人にとって圧倒的に好感を抱かせる力を持っているという事。

これは見方を変えたら、全世界に存在する経済活動におけるお金の立ち位置とよく似ていて

資本家たちがお金の力で世界に影響力を行使するように、日本人もこの国民性は、世界に影響力を行使できる可能性を秘めた、日本人の武器だという解釈を、僕はしています。

ですが、この武器が使えるのが、実在する人や社会がある環境に限定されているから、リスクを嫌う日本人にはなかなか、積極的に外部に関与するというのはハードルが高く、効果的に武器を使えてないのだと思われます。

そこで、僕が提案したいのが起業です。
事の大小は関係なく起業です。

何故なら
起業は、必ずリスクが伴いますし
起業は、現実世界にしか存在しないからです。

映画やアニメの作者は、作品を通して相手にメッセージを伝えていますが、この場合、作者は、作品という実体のあるものを、実在する人に対して、メッセージとして伝えて、実体のある収入を得ています。

逆にメッセージの受け手は、実在しない作品内の世界観に影響を受けて、その気になっていたりします。

この両者って、とても対照的じゃないですか?

起業してリスクを取れば現実世界で影響を与える側になり、
リスクを取らなければ非現実世界の影響を受ける側になる

って感じの構図ですよね。

人の生き方に正解は無いと思いますが、僕は前者の方に魅力を感じちゃいますね。

最後に

20年以上、海外で生活してきた一人のおっさんの意見です。

「心配するな、日本人の潜在的なポテンシャルはすごく高いぞ」


何か伝われば幸いです。


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