見出し画像

【和田よしあき国会だより2023.6.18】


↑天然記念物北海道犬のイベントにて

岸田政権、こども子育て政策の挑戦

6月1日、千葉県松戸市の子育て支援施設で行われた岸田総理の「こども政策対話」にこども家庭庁担当副大臣として随行しました。

当該施設は、市民なら就労如何にかかわらず誰でもこどもを一時的に預けたり、子育ての悩みを相談したりできます。これは全国的にも高い評価を得ている試みで、まさに政府が実行を決断した「こども誰でも保育制度」の先取りでした。

この日の夜、官邸で「こども未来戦略会議」が開催され、私も出席しました。この場で、岸田総理より…

■こども関連予算を3 兆5000億円増加する
■こども政策の財源の為の増税はしない
■財源は政府の歳出改革とこども国債などで賄う

…というメッセージが発せられました。これは国民の可処分所得を増税などで減らすことなく、児童手当の増額など政府がこれから行う対策が子育て家庭にストレートに届くようにすることが目的です。

子育て家庭が日々の暮らしの中で「良くなった」「変わった」と、実感していただけるよう、できることから着実に実行してゆきます。


↑岸田総理と千葉県松戸市のこども支援施設を視察

こども子育て政策推進で、ふと、わが身を振り返る

2019年の男性育休推進議員連盟設立以来、国会でこども子育て政策に心血を注いできました。男性育休推進法案が国会で成立し、現在内閣府・こども家庭庁の副大臣として異次元の少子化対策を打ち出しています。

ふとわが身を振り返ると、仕事に忙殺され、またいつあるか分からない選挙に備える為についつい予定を詰め込んでしまいます。私自身はなかなか家庭を顧みられておらず、「パパの責任」をあまり果たせていないことに、自責の念に堪えません。

娘は現在9歳ですが、字を書けるようになったばかりの頃からよく私に手紙や絵を書いて渡してくれました。私はそれを東京の宿舎に飾っているのですが、読み返してみると「さみしい」「早く帰ってきて」「会いたい」と言った言葉が並んでいます。胸が締め付けられます。

6月3日、娘の小学校の運動会があり、応援に行きました。これまで、何があっても娘の誕生日とクリスマスと運動会だけは死守してきました。これからは仕事と選挙対策をきっちりと行いながらも、もう少しパパの責任を果たしてゆきたいと思います。

↑J-waveの番組にて認定NPO法人フローレンスの駒崎代表のナビゲーションで。

新幹線整備で新財源を検討

昨年末に設立した全国新幹線ネットワーク整備財源を考える会」という議員連盟。この議連は建設が大幅に遅れている整備新幹線(特に北海道、東北、四国)の工事を加速させるために新たな財源を探ることを目的としています。山本有二元農水大臣(比例・四国)が会長で、私は事務局次長。

新幹線の建設予算は年間804億円と決められています。一方、北海道だけを例に挙げても、北海道新幹線札幌延伸の工事費用が物価高騰などにより約6000億円膨れ上がり、2030年度札幌延伸の予定が少なくとも4年は遅れる可能性が指摘されています。これではいつまで経っても新幹線は完成しません。

一方、金沢や長崎など地方都市は新幹線が開通したことにより顕著に経済が活性化しました。全国的に地方創生は待ったなしの政策ですが、なかなか有効な手段を見出せていません。そのような中、新幹線は膨大な予算を要するプロジェクトですが、効果は証明されています。

この度、議連として提言を作成しました。既存新幹線の乗車券に仮に200円課税すると、年間約1000億円調達できます。空港も携帯電話ネットワークも、利用料などの名目で財源を捻出してインフラ整備を行いました。

北海道の地方創生を加速させるためにも、北海道新幹線の早期札幌延伸は重要課題です。札幌駅前の再開発などに投資している企業を裏切らない為にも、大幅な遅れは回避しなければなりません。なかなか動かない整備新幹線事業を動かすために働きかけを進めてまいります。

【地元の話題】エゾシカなど鳥獣被害


↑恵庭の被害現場を視察

恵庭市議会議員の川股先生、三上先生の要請で、エゾシカの被害に苦しむ酪農家のKさんを訪れました。牧草地を視察したところ、通常この時期膝丈くらいまで成長しているはずの牧草が、刈りたての芝生のように食べ尽くされており、至る所にシカの糞尿があり、その周辺は黄色く枯れていました。

この20年で道東からおびただしい数のエゾシカが全道に広がり、中でも道央圏、石狩管内の被害は甚大です。Kさんの牧草地は昨年の収量が4割も減ってしまい、高騰する輸入飼料の代わりに自前で作った飼料を…と、いう思惑が外れてしまいました。

私も石狩管内で鳥獣被害対策の要望をこの5年間受けていたので、農林水産省や環境省と連携して対策予算を増やしていただいた上で、国有林にも囲い罠を仕掛ける等、対策を講じてはきました。しかし事態に大きな改善はみられません。

今後、エゾシカが多く生息する北海道大演習場にも囲い罠が仕掛けられないか、防衛省にも協力を仰ぎ、恵庭市だけではなく、石狩管内全体で事態の改善を目指してゆきます。

↑第七師団、東千歳駐屯地記念式典で祝辞 

以上です。
今月も最後までお読みいただきありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?