【和田よしあき国会だより2023.8.28】
インドネシア出張(6/26-28)
インドネシアの人口は2億7000万人。人口でも経済力でもASEANの4割を占める大国です。インドネシアのGDPは現在16位ですが、近年急速に成長しており、10年後には日本に迫る経済大国になると言われています。
日本は、戦後残留日本兵がインドネシア人と共に旧宗主国オランダと戦い独立に貢献した経緯もあり、同国発展のために最も多額のODA(海外開発援助)を提供してきました。
また、インドネシアは日本が輸入する天然資源や物資を積載する船舶が航行するインド太平洋の要衝でもあり、「自由で開かれたインド太平洋」を維持するためにはインドネシアの貢献が不可欠です。
いわゆる日本がインドネシアを支援していた昭和の構図はもはや過去の話であり、これからはインドネシアをASEANの巨大市場としてこれまで以上に大切にし、アジアの雄のイコールパートナーと位置付ける必要があります。
今回、インドネシア政財界からは、日本の更なる投資、インドネシア人材の日本に於ける更なる活用などについて熱烈なラブコールがあり、また私からは安全保障の連携強化を強く訴えました。
インドネシアは来年1月に大統領選挙を控え、政界の世代交代が進みます。今回は衆議院議員 松本尚さん、同 尾崎正直デジタル庁担当政務官と共に議員外交。政治・外交も所詮は生身の人と人との関係の積み重ね。人間関係は一日にしては成らず、故にできる時に始め、継続することが肝要です。元商社マンとして大切な国との架け橋になるために力を尽くして参ります。
6/26、夕刻ジャカルタに到着し、金杉大使とインドネシアに駐在する日本企業の代表の方々とインドネシア情勢について情報交換。特に首都移転と日本のビジネスチャンスについて議論しました。
6/27、ゴルカル党のパウルス国会副議長、ラクソノ議員と意見交換。
パウルス副議長は特殊部隊司令官、陸軍第一軍管区司令官などを歴任。
ソクラノ議員は若手エースで、日米で教育を受けた国際派。
6/27、インドネシア最大与党である闘争民主党のプティ・グントゥール議員(
初代スカルノ大統領のお孫さん)と意見交換。同議員はインドネシア日本国会議員連盟の会長も務めています。
6/28、インドネシア国会のゴーベル副議長と面談。二代続くパナソニックとの合弁事業の会長で、インドネシア日本友好協会の理事長も務めています。中央大学卒。
6/28、インドネシア独立戦争などで命を落とした英霊を祀るカリバタ英雄墓地を参拝。
前の週には天皇皇后陛下もこちらを参拝されています。太平洋戦争直後に発生したインドネシア独立戦争。敗戦後日本への帰国が叶わなかった約1000名の日本兵がインドネシア独立の為に戦い、約400名が命を落としました。
千歳JALマラソン
6/4、昨年に続き千歳JALマラソン17キロの部に出場!コースの半分が緑豊かな林道で、木漏れ陽を浴びながら、また林道を抜けた後は美しい千歳川の渓流を横目に見ながら走る大会です。
景色は圧倒的に美しいのですが、やはり走るのはキツい!日頃から週一回筋トレと時折のキックボクシングを続けていますが、やはり走っていないと最後の数キロで急に体が言うことを聞かなくなり、ガクッとスピードが落ちました。昨年は1時間50分超、今年は2時間を少し超えてしまいました。来年は更に気持ちよく走れるよう、少し走る機会も増やしたいと思います。
江別太農業用水、篠津川下流
6/7、江別太の農業用水を視察。その上で、資材費の高騰などで建設計画を如何にして維持するか、江別太の農業関係者のみなさん、江別市職員の皆さん、北海道開発局(国交省)の皆さんと共に協議をしました。
我々の暮らしに水道や電気が不可欠なように、農業にも農業基盤整備を通じた水対策が不可欠です。作物に与える水、畑の水はけ、豪雨などの時の排水など、基盤を整備することで生産性が多いに上がり、異常気象によるダメージも極小化できます。
北海道の基幹産業である農業は日本トップの生産量を誇ります。北海道が日本の食料安全保障をこれからも支えられるよう、北海道の農業基盤整備を更に力強く推進して参ります。
以上です。
今月も最後までお読みいただきありがとうございました!