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「カナダ・ニュースの屑籠から ハイキング中に突如、2匹の巨大熊に遭遇した13人の驚愕!

9月14日、カナダの公共放送、CBCが伝えたニュースは大変、面白かったです。面白かったというのは、幸い何も悲劇的な事態は起きなかったからで、まかり間違えば大変な結果に終わったこともありえたのです。

世界的に有名なカナダの観光地、アルバータ州バンフのバンフ国立公園内のモラン湖(私も昔行ったことがありますが、素晴らしい景色の所です)の近くにあるコンソレーション湖に向かってハイキングをしていた13人のグループがいました。ガイドはフィービー・ニコルソンさんという若い女性でした。
コンソレーション湖までのハイキングトレイルの3分の2ほどを歩き終えた頃、ハイカーの一人がフィービーさんに「大きな熊が2匹、私たちの後をついてきています」と知らせてきました。振り向くとハイカーたちの後ろから、一見、親子連れのグリザリーベアという大きな熊が歩いてきています。子供と言ってもティーンぐらいで立派なサイズ。

見る見るうちに一行に近付いてきました。15~20メートルぐらいの近距離だったそうです。子供熊のほうは一回、ハイカーたちの方にダッシュして接近したそうですが、これはあくまでも相手方の反応を試すだけのモーションだったようです。

熊や野獣撃退用のベアスプレーを持っていたのはフィービーさんだけでした。フィービーさんはハイカーたちに「(走り出さないで)静かに歩き続けなさい!」と警告し続けました。

それでは、スリル満点の動画や写真を以下のURLを開いてご覧ください。

https://www.cbc.ca/news/canada/calgary/grizzly-bears-follow-hikers-banff-1.6967386

フィービーさんの沈着な案内で一行は無事、コンソレーション湖にたどり着き、グリザリーベアの親子は悠然と去って行ったそうです。

グリザリーベアをはじめとする多くの野生動物の生態に詳しいニック・デライターさんは、「グリザリーベアなどが、人間と同じように歩きやすいハイキングトレイルを選んで歩くのはよくあることです。万一、そういう場面に遭遇したら、静かに後退して道を開け、ベアが通り過ぎるのを待つというのが最善だと思います。その際、目線をベアに合わせないようにして、穏やかに話しかけるというのも有効です」と語っています。

一般的な注意事項としては、バンフ国立公園のような所のハイキングトレイルを歩く時は、少なくとも4人以上のグループで行動、深い森、渓流の近くやベリー類が豊富なエリアを歩く時は、大声で話したり、手を叩いたり、歌ったりなど、大きな音を出すようにしたほうがいいそうです。

単独でトレイルから外れた場所に入るとか、熊などに遭遇した場合、走り出すのは厳禁だそうです。それと、やはり最悪の事態に備えてベアスプレーを携行することは必須のようです。

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