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4.8キロでダウンした今日のトレイルウオーキング【ヨッシーのトロント近郊自然誌】

10月23日(土)、ファミリードクターのオフィスでインフルエンザのワクチン接種をやった後、ワイフと二人でグリーンウッド自然保護地区北側のトレイルに行きました。

最初は順調に歩いていたのですが、30分ほどたったころから何となく違和感、異常感を持ち始めました。実は、以前から私はこの”持病”のようなものを持っていて、いつも用心はしているのです。

それは、大体、空腹感から始まるのです。それから進行すると、冷や汗が出てくる感じになり、もっと悪くなると「このまま行くと失神するかもしれない」という不安感が現れます。過去に経験があるので、私はいつもグルコース(ブドウ糖)の大型錠剤を携行しています。空腹感が出始めると、すぐグルコースを5~6錠、口の中に放り込みます。それで様子を見ながら、必要ならば、さらに3~4錠追加します。そして少し座って休むなどしていると、ほとんどの場合、この低血糖症状は収まります。

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今日はこの写真を撮った地点あたりで症状が出始め、いつもより早く進行しそうな感じになったので、すぐにグルコースを8錠、口の中に入れました。かたわらの倒木の上に座って休みました。ワイフ殿はさっさと先に進んでいきました。(その前に、「ちょっと低血糖が出始めているみたい」とは言ってありましたが)

思うに、今日は朝食も軽く、歩き始めたのが1時ぐらいで、やけにお腹が空いていました。それに、インフルエンザのワクチン接種が影響しているかどうかはまったくわかりませんが、最近、ほとんど経験していなかった低血糖症状を味わってしまいました。それで、わたしはさらに4錠ほどグルコースを口にして、トレイル・ウオーキングを断念、駐車場に引き返しました。

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車の中でワイフの帰りを待ちました。こういう時に限って、彼女のケータイがぶっこわれ、使用不能状態。かなり長い時間がたってもワイフは現れません。「あの人は方角音痴なので、単独でトレイルを歩かせるのは好むところではないのだが。。。」とやきもきしていました。

そうしたら、突然、1台の車が駐車場に入ってきて運転していた中年の女性が私に近づき、「あんたは糖尿病持ちか?」といきなり尋ねてきたので、「いや、まあ、そんなようなものですが」とあいまいな返事をしたところ、「あんたのワイフはトレイルで道に迷っていたので、私が道案内をしてもう迷う心配のないところまで連れて行った。あと15分ほどでここにくるはずだ」と言って去っていきました。

あとでワイフに聞いたところ、彼女はポーランド系の人で現役の看護師さん。車は我々が駐車したのと反対側の駐車場に止めていたとのこと。だから、彼女はわざわざ、自然保護地区北側のの駐車場から車を飛ばして、南側の駐車場まで来て、車の中で一人の東洋系の男が休んでいるのを探して、「あんたは糖尿病持ちか?」と声をかけてくれたのです。看護師さんはワイフに「これからあんたのハズバンドに伝えに行ってあげる」とは言ってなかったそうですから、ほんとにワイフの帰りを今か今かと待っている、私を安心させようと思って駆け付けてくれたんですね。

人の心の優しさ、親切さに触れて、なんだか無性に嬉しくなりました。

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