見出し画像

トロント周辺で2日連続のアート三昧【その1】ロシア出身のユニークなアーティストのオープンハウス訪問

ほぼ1か月前、トロントで開催された大きなアートショーで初めて会ったロシア系ユダヤ人のアーティスト、ヴィクトル・モレフさんが、5月14日(土)自宅のスタジオでオープンハウスを開催するという案内状を、彼からもらっていました。たまたま、彼の家が、我が家から車で20分ほどの隣町にあったことから、気軽にワイフとともに行ってきました。

ヴィクトルさんの家のベースメント(半地下)がスタジオで、大小さまざまなサイズの作品で、スタジオ内が埋め尽くされていました。

彼の作品が非常にユニークというか、個性的というか、独特なものであることは、すでにわかっていましたが、スタジオの壁一面に並べられた作品群には驚かされます。(それぞれの写真の上で左クリックをお願いします。拡大画面で見られます)

何と表現したらいいのか、言葉が浮かばない独特の世界。
この作品がいちばん最近のものだそうです。上に紹介した3作品の背景は共通しています。
私のワイフも絵を描く人なので、ヴィクトルさんとの話には力が入るみたいです。

ヴィクトルさんの作品の中には、相当、”遊び心”が込められているものもあります。例えば次のほぼ中央にある二つの絵ですが、「隠し絵」というのですか、ちょっと見にはまったく意味のないようなものです。

ところが、ちょっと角度を変えたり、あるいはなんかの拍子に「人の顔」が浮かんでくるのです。上下2枚とも同じ人、そうです。「アインシュタイン」の顔です! 私がたまたま写真を撮ろうとして、スマホを近づけた時にクッキリとアインシュタインの顔が浮かび上がってきました。お暇な方は、この画像の上で同じことを試されてみると、お分かりになるかと思います。左側の4点の作品も皆、人の顔が浮かんできます。

前出の写真と重複しているものもありますが、これらも人の顔の隠し絵です。

私の正直な感想は、ヴィクトルさんの作品群があまりにもフツーでないのに、いささか参ってきていたところに、突如として次のような作品が出現してきました。

ヴィクトルさんの作品群とまったく違うタッチの絵画

私はこの二つの作品を見た時、なんだかホッとしたのです。すごく大らかで温かみのある、楽しい作品。私は「この二つもヴィクトルさんの作品ですか」と尋ねました。そうしたら彼は「いやいや、これは私のワイフが描いたものです」とのこと。

帰り際に彼らのリビングルームに、かっこいい若い男性をスケッチしたドローイングが貼ってあったので、「あれも奥様の作品ですか」と聞いたら、「いや、あれは娘が描いたものです」とのご返事。どうやら皆さん、才能豊かなアーティスト一家のようです。



好き勝手にやっていますので、金銭的、経済的サポートは辞退させていただきます。ただ、スキ、コメントは大歓迎させていただきますので、よろしかったらお願いいたします。望外の喜びです!