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「仕事のやり甲斐」と「仕事以外の生き甲斐」

1年を振り返る機会、このタイミングを逃すと振り返らなそうな気がしましたので整理をしてみました。

2018年を振り返ると、「仕事のやり甲斐」と「仕事以外の生き甲斐」の尊さを感じた1年だったように思います。

2018年が始まった当時、2013年にジョブウェブの創業者であり初代代表の孝治さんから私が二代目を引き継ぎ、取り組んできて5年が経とうとしていました。

日本国内では、人が減っていく中、個人と組織の関係に変化が見られ、個人と組織を支援する人材業界に属する支援企業にもサービスの変化が必要だと感じていました。
個人<組織という力関係の組織が未だ多い中で、個人=組織でフラットな組織で成長を遂げている企業も出てきました。
一方で、学生と接点を持つ中で思うことは、組織に加わることの意義をどう伝えるか。
個人でできることは少なく、組織だからこそ個人ではできないような価値提供を、個人でやるよりも早いスピードでできてしまう。
でも組織に入ると搾取されてしまうのではという組織に対する危機感や違和感がある中で、就職をどう捉えるか。
新卒採用支援を主力事業とする私たちができるのは、こういった混沌とした社会の中で学生、企業ご担当者様がともに光を感じるサービスを提供したいと考えていました。

前身となるサービスを2017年から試験的にスタートし、形になり始め、さぁ今年は新サービスリリースだと思っていた矢先の2018年の2月7日。

孝治さんが脳出血で倒れてしまいました。

孝治さんは社長から会長へと肩書きは変わっていましたが、役割としては、変わらず企業様の新卒採用支援を担当していました。
そのため、倒れて以降は、自分が支援させていただいているお客様に加え、孝治さんのお客様も支援させていただくことに。

その間はお客様にもご心配をおかけするだけでなく、トヨタ自動車さま、富士フイルムさま、日立製作所さまの人事採用チームの皆さんには暖かい声をかけていただき、感謝しかなく、泣けてくるほどでした。ありがとうございました。

また、プロジェクトデザインの福井さん。
そして、個人として活躍をされている小緑さんや浅見さんには、急場にてご協力をいただき、支えていただきました。プロフェッショナリズムを感じ、自分には何ができるかを改めて考える日々となりました。ありがとうございました。

自分自身がお客様の支援に時間の多くを投資していく中で、新サービスのリリースに向けて取り組んでいたジョブウェブの皆さんにも一緒にやれたことに感謝でした。

自分が代表になってから初めて新卒入社してくれた新田の存在や成長もありがたく。自分が代表になってから初めて中途入社していただいた直子さんが4月には、育休から復帰され、少しずつ正常運転に戻って行きました。

そして、男3人の子供がいる中、土日も関係なく働いていた中、支えてくれた妻や家族には感謝感謝です。多分、家族がいなかったら自分自身の持ち前であるバランスが崩れ、心が折れていたのではと思います。

5月のGWには、最近行けていなかった島根にある新治の墓を家族で訪れ、何があったわけではないですが、久しぶりの連休に落ち着いた時間を島根で過ごせたことは意味がありました。
そんなこんなで、2018年の前半は、あっという間に過ぎていき、2018年は7月頃からようやく年が始まった感覚かもしれません。半年で1年分やったような感覚です。

2018年の後半は、幸い後遺症が少なく済んだ孝治さんも復帰し、新サービスに向き合う時間を少しずつ増やしていき、10月末にリリース。

リリースしてからの試行錯誤は未だ続いていますが、着実に価値を提供できている学生と企業のご担当者さまが増えていることを感じることができ、ピュアな仕事のやり甲斐を感じることができています。

「仕事を楽しむ人を増やしたい」
これが私がジョブウェブに入社を決めた理由でした。

当時は、寝ても覚めても仕事のことばかり考えて夢中になってやっていましたが、子どもが生まれ、子育てが楽し過ぎて、仕事とは別世界の生きがいを見つけていました。
さらには、子どもができてから始めたキャンプやアルティメット、釣り(自分で釣ったものを家族で食べる時間)もまた別世界の生き甲斐となりました。

孝治さんが倒れたことで、子どもが生まれる前のような働き方を数ヶ月過ごし、改めて思うことは、「仕事のやり甲斐」と「仕事以外の生き甲斐」の尊さです。

子どもができる前に仕事に没頭していた頃は何連勤しても平気でしたが、いまはさすがにバランスが崩れてしまいました。体力の問題かもしれませんが(苦笑

一方で、年末年始に子供達と一緒にNintendo Switchやにゃんこ大戦争に没頭していて思ったのは、これだけで毎日が過ぎていってしまっては自分に疑問を持つなと。「これで良いのか?と」

知らぬが仏の一面もあるかもしれませんが、どちらの生きがいも知っている今、どちらも充実したものにする必要があると感じています。
「仕事のやり甲斐」と「仕事以外の生き甲斐」をどちらかを手を抜くのではなく、どうバランスさせるか。

このテーマには、どんな適性検査をやっても4象限とかできると、真ん中にプロットされるバランスに強みがあると考える自分としては、取り組むものではと勝手に感じています。

強い個人が求められる中で、強い組織とは何か。とでも言いますか、この問題は、人口が減っていく日本や先進国だけでなく、人口が増え続け成長している途上国にもやがて訪れる多くの個人が抱える悩みではないかと。

そのために、日々の時間を10とすると、10全てを使わないと成功できない仕事のやり方や就職の仕方には疑いをもち、むしろ3〜7くらいの時間をその時の状況に応じて投資して成功でき、なんなら他の時間で得た気づきがあったから2、3年のスパンで見ると成果も飛躍していく。
さらには余白として持っていた2くらいの時間があるから無駄なことも無理なくできた。

そういったことを利用者の方達が感じていただけるようなサービスを自分たちとしてもバランスを取りながら育てていきたいと思います。

そして、まだまだ頼ることの方が多い自分ではありますが、言葉で書くには難しいほど、感謝をしている方達へ恩返しをしていきたいと思います。

「仕事を楽しむ人を増やす」から「仕事も楽しむ人を増やす」へ。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。サポートも嬉しいですが、基本的に全て無料で投稿していきますので、「スキ」を押していただければ励みになります。よろしくお願いいたします。