見出し画像

#001 海洋ゴミ問題とは?解決策とは?

海洋ゴミ問題について知りたい方必見!
解決策も紹介します!ぜひ読んでみてください。

海洋ゴミ問題解決の為にできること | 海洋汚染防止解決策

海洋ゴミ問題に対して私たちができること、解決策、海洋汚染防止に向けた取り組みをご紹介。海の環境問題の解決に向けて、みんなでアクションを起こしましょう!

1:海洋ゴミ問題の紹介

海洋ゴミ問題は、地球上で最も問題となっている環境問題の一つです。海に放出されるゴミは、海洋生物や人間に悪影響をもたらしています。この記事では、海洋ゴミ問題を紹介し、解決策について議論します。

1-1:海洋ゴミとは

ペットボトルやビニール袋、弁当ガラなどのプラスチック類、空き缶、空き瓶などの陸上生活由来の人工ごみであり、これらは、不法投棄や河川からの流入により、海岸・海面・海底に漂着・漂流・堆積し、その状態から海岸漂着物、漂流ごみ、海底堆積ごみに分類されます。
香川県

海洋ゴミとは、海や河川などの水域に流出した廃棄物を指します。特に問題となっているのがプラスチック製品です。ペットボトルや袋などのプラスチック製品は自然界での分解が困難とされています。さらにプラスチックは紫外線や微生物の影響で細かく粉砕され5mm以下のマイクロプラスチックになります。それを海を漂う微生物や魚介類がエサと間違えて食べることによる悪影響が懸念されているのです。

海洋プラスチックについてよく海に流出している量は年間800万トン!と目にしますが以下のデータから付けられました。※文書を翻訳し簡略化しています

世界で生み出されたプラスチックゴミ2億7500万トン。そのうち480万〜1270万トン(中間値:800万トン)が海洋ごみになったと推定。
 JENNA R. JAMBECK  

1-2:問題の範囲

海洋ゴミは世界中の海に存在し、深刻な環境問題となっています。毎年数百万トンのゴミが海に流出しており、これは地球上の生物や人間に深刻な影響をもたらしています。

2016年に九州大学と東京海洋大学の共同研究チームが南極海に調査に行った結果、下記のような調査結果を発表しています。

南極海の調査を行った結果、南極海に設定した全5測点から計44粒のプラスチック粒子が発見
環境省(2016)
マイクロプラスチックの浮遊密度(深さ方向の鉛直積分値)は、最も多い測点で28万6千粒/km2となりました。これは北太平洋での平均的な浮遊密度と同じ水準です
環境省(2016)

この結果は海洋汚染が深刻な状況にあることが示されています。
今後、マイクロプラスチックの問題を解決するためにはそれぞれの団体が協力して取り組まなければなりません。

2:海洋ゴミの原因

海洋ゴミの原因はさまざまですが、主に以下の2つの原因が挙げられます。

2-1:ポイ捨てゴミ

排水溝に捨てられたタバコが浜辺へ漂流したものとみられる写真(Ranchu:ごみのレポート)

ポイ捨てごみも海洋ゴミの大きな要因となっています。ビーチや港などでのごみ捨てのみならず、街や道路に捨てるごみが海へ流れ出ていることも予想されています。私たちは実際にビーチクリーンで沢山のタバコの吸い殻を拾いました。タバコの中にはプラスチックのフィルターが入っています。

2-2:不適切な廃棄物管理

不適切なごみ処理も海洋ゴミ問題を招致する原因となります。中国や発展途上国では、ごみが処理されないまま、海や河川に投棄されていることがあります。

データ参照:JENNA R. JAMBECK

3:海洋ゴミの影響

海洋ゴミは、海洋生物や人に深刻な影響をもたらします。以下は、海洋ゴミの影響を示す代表的な例です。

3-1:海洋生物への影響

海洋ゴミは、海洋生物に深刻な被害をもたらします。魚やクジラなどが魚網や袋に引っかかり死亡することがあります。海に捨てられた魚網はゴーストネットと呼ばれ、不必要に魚の命を奪う原因となっています。その他にも釣り糸がアザラシに巻き付いたり、ストローが亀の鼻に刺さり血を流している画像は日本でも話題になりました。

3-2:魚介類の汚染

海洋ゴミは、海産物の汚染に繋がることがあります。海洋ゴミのマイクロプラスチックは紫外線等の影響により発がん性物質を吸着します。そのマイクロプラスチックをプランクトンなどが食べ、さらにそのプランクトンを魚が捕食することにより有害物質が生物濃縮されます。これによって、人々が食べる海産物に有害物質が含まれる可能性があり、健康被害をもたらす可能性があります。

3-3:観光への影響

海洋ゴミは、観光産業にも悪影響をもたらします。ビーチや海岸線にゴミが漂着することで、観光客の数が減少したり、ビーチをきれいにするために清掃費用が地元の自治体であったりボランティアに参加する人々の負担となっています。

4:海洋ゴミの解決策

海洋ゴミ問題を解決するためには、多様な取り組みが必要です。以下は、海洋ゴミ問題の解決策を示す代表的な例です。

4-1:プラスチックの使用を減らす

プラスチックの使用量を減らすことが大切です。日常生活でのプラスチック製品の使用を減らし、木や紙などの自然に還る代替品を使うことが大切です。マイバックや紙ストローがその代表例です。

4-2:適切な廃棄物管理

ごみの処理にも注意が必要です。不燃ごみは焼却し、可燃ごみは燃やすことが大切です。また、後進国では河川に放出されないように適切な処理が必要です。日本にいる私たちもポイ捨てしないようにしたり、ゴミの分別をきちんとすることで適切なゴミ処理の機会を増やすことができます。

4-3 :意識を高める

海洋ゴミ問題に対する意識を高めることが大切です。学校や地域社会などでの教育やキャンペーンを通じて、海洋ゴミ問題に対する意識を高めることが大切です。

5:結論

海洋ゴミ問題は、海洋生物や人間に深刻な影響をもたらす問題です。この問題を解決するためには、各個人や社会全体で取り組む必要があります。私たちは、プラスチック使用量を減らし、ごみの分別に積極的に取組み、海洋ゴミ問題の意識を高めることから始めることができます。海洋ゴミ問題を解決することは、地球環境を守る人類の課題です。私たち一人ひとりが、海洋ゴミ問題に取り組んで、美しい海と地球を守りましょう。


著者プロフィール

Ranchu Japan合同会社 代表社員 大束良明

最後まで「 海洋ゴミ大全 #001 」を読んでくださり誠にありがとうございます。

私たちは海洋ゴミ削減に向けて3つの視点から取り組んでいます。
興味のある方はぜひみてみてください!

1:クリーンアップイベント(ゴミの教育活動)

春夏秋に月1で関東を中心に活動してます!(Ranchuについて)

2:環境に優しいアイテム(新たな海洋ゴミを生み出さない)

海洋プラスチックのアクセサリー、土に還るiPhoneケースのほかオーガニックコットンの洋服など、海洋ゴミ削減に向けたアイテムの販売をしております!(Ranchuについて)

3:1アイテム=1kgの海洋ゴミ削減(今ある海洋ゴミの削減)

Ranchuで販売されたアイテムが一とつ売れると、私たちがその収益を元に1kgの海洋ゴミを回収します!これは日本初の革新的な取り組みです。

ビーチクリーンに参加する人が難しい人でも普段のお買い物をRanchuに変えるだけ海洋ゴミの削減に取り組むことができます。

もっと詳しく知りたい方はインスタグラムまで!
@ranchu_official

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?