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「品質保証」と「品質管理」の違い

■ 品質保証(Quality Assurance)とは

  • 製品/サービスを「利用する側」の視点の活動。

  • 製品/サービスをデリバリーした後、不良や欠陥がなく仕様通りに動作するかを確認し、顧客・ユーザのニーズを満たし、安心・満足を保証するための活動。

<QA活動>
・データのチェック
・調査
・クレーム対応
・各部門へのフィードバック

■ 品質管理(Quality Control)とは

  • 製品/サービスを「提供する側」の視点の活動である。

  • 製品/サービスをデリバリーする前に、不良・不具合・欠陥を出さない手段・方法を実施する活動。

  • 「QC7つ道具」などの技法を用いて、製品/サービスの不良発生に関する分析、工程の見直しなどを行い、製造プロセスの管理や改善を図る。

<QC7つ道具(定量データ)>

  • 対象となる製品/サービスに関するデータ化(数値化)とデータ分析により、問題点を見える化する。

  • データが示す結果の意味を見いだすプロセスが重要で、気づいていない問題の発見や改善に役立てる。

① パレート図(原因の影響度/重要度の把握)
② 特性要因図(問題の要因を把握)
③ グラフ(棒/円/折れ線/レーダーチャート)
④ ヒストグラム(不良・欠陥の分布状態/ピーク値/ばらつき)
⑤ 散布図(2つの数値項目をX軸・Y軸にとり、データ相関を把握)
⑥ 管理図(中心に目標線+上方/下方限界線の時系列グラフ)
⑦ チェックシート/チェックリスト(点検用/記録用)

<新QC7つ道具(定性データ)>
① 親和図法(課題の要因を親和性・類似性でグループ分けする)
② 連関図法(因果関係がある要因を矢印でつなぎ、主要因を分析)
③ 系統図法(目的を設定し、達成目的の手段をサブツリー化する)
④ マトリックス図法(要素を縦軸と横軸に配置し、関連性を見える化)
⑤ アローダイアグラム(各作業を矢印で結び、作業日数・作業順序・関連を把握する)
⑥ PDPC法(目標達成までの障害を予測し、代替案のフロー図を作成)
⑦ マトリックスデータ解析法(2軸データで主成分分析を行う)

以上

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