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レシピの登録・その1

押しボタン式などのスイッチを使って、カメラのシャッターを操作する方法について解説します。

用意するもの

使用するスイッチは、スイッチコントロールに登録してあるものを使います。
設定するにあたって、小さな付箋があると便利です。タップする場所を覚えておくためです。

準備

シャッターボタンの位置がわかるように付箋をつけます。

指で押す場所がわかるようにします

レシピを作成

設定 > アクセシビリティ > スイッチコントロール > レシピ を開きます。

① 「新規レシピを作成…」をタップ
② 「スイッチを割り当てる…」をタップし、使用するスイッチを選択
③「カスタムジェスチャ」を選択
④「コントロールを非表示」を選択
⑤ 付箋で印をつけておいた場所をタップ

⑥ 「保存」をタップ
⑦ 付箋は取り外して、「新しいレシピ」のところをタップして戻る
⑧ 名称に「カメラシャッター」とつけ、「レシピ」のところをタップして戻る
⑨ 「レシピを起動」をタップ
⑩ 「カメラシャッター」を選択

設定は以上です。
これにより、スイッチコントロールは「カメラシャッター」レシピが動くモードで開始されます。
もし、本来のスイッチコントロールのモードで使いたい場合には、レシピの起動を「なし」に戻してからスイッチコントロールをオンにすれば良いです。

操作

スイッチコントロールをオンにすると「スイッチは"カメラシャッター"レシピを使用するように設定されています。」と表示され、レシピモードで開始されます。

レシピモードで開始なる

この後は、スイッチを操作すると、カメラのシャッターの場所がタップされる動きとなります。

補足

スイッチコントロール機能を使っているのですが、グライドカーソルや項目モードといった仕組みではなく、スイッチを押すと何かが起きる、という簡単な使い方です。
この方式は、例えば、本を読む時にページをめくるのに便利です。スイッチを操作するとページをめくるようにレシピをセットできます。そのようなよく使う動きはレシピを作成する時にあらかじめ登録されている動きを選ぶこともできます。
また、複数の操作を続けて行うような場合にも有用です。例えばパスコードの入力とか、YouTubeの画面を全面表示にして再生するといったように、いくつかの連続した操作を行うことをスイッチコントロールで行うのが大変であったり、時間が限られている中で操作をしなければならない場合には、この方式は役立ちます。
次回の説明では、TVerの画面を全画面表示にする操作を行うためのレシピを例にして説明します。
また、通常のスイッチコントロールを使っている中でレシピを活用する方法についても説明をします。

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