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「決断を下すこと」と「環境を整えること」について

「決断を下すこと」

超ベストセラー本の「嫌われる勇気」で次のように書かれています。

「やる気がなくなった」のではない。「やる気をなくそう」と自分で決断を下したに過ぎない。「変われない」のではない。「変わらない」と自分で決断を下したに過ぎない。

(嫌われる勇気:アルフレッド・アドラー)

この言葉は、耳が痛く、とても印象に残っています。

どんなことでも、人は必ず決断を下している。何かやらなければいけないことに対して、グダグダ言っていても、所詮は自分がそう決断したに過ぎない、ということかと思います。

自分を含め、多くの人はそんなに強くないので、何かにつけて弱い選択をし決断してしまうことが多いかと思います。

そうならないためには、なにが必要か。そうしなければいけない状況にする、言い換えると、環境を整えてあげる必要があると思います。

「環境を整えること」

これまたベストセラー本の「夢をかなえるゾウ」にて、

本気で変わろうと思ったら、意識を変えるのではなく、具体的な何かを変える

(夢をかなえるゾウ)

ということが書かれています。環境を整えるということについて、この言葉に集約していると思っているので、常に意識しています。

変わりたいのであれば、「やるぞ!」という意識の中でやる気をだしてもあまり意味はない、ということです。
実際に、私自身、何度も何度も、意識を変えようと試みましたが、やはり何日か経過すると慣れた生活に戻ってしまいます。そうせざるを得ない状況にしてしまう、具体的に環境にしてしまうのが一番だと思います。

安直な例ですが、テレビなどが代表格ではないでしょうか。テレビを見る時間を減らして勉強するぞ!と思っても、テレビが見えるところに置いてあれば、ついついダラダラ見てしまうといったことはあるので、テレビ自体を無くしてしまうや押し入れにしまってしまう、という環境の変化をつけないといけないという例です。また、貯金などもそうで、例えば毎月3万円貯金するぞ!と意識してもダメで、もう3万円はないものとして、手が付けられないところに持っていく仕組みを構築してしまわないとダメということになると思います。

そこには、お金や時間をかける価値があり、それは投資なんだと思います。投資というと株を買ったりとお金を働かせる、というイメージが強いですが、環境に投資することが一番大きいと個人的には思っています。

環境を変えるための何かを実施・行動し、しばらく集中してやってみる。違ったらキッパリあきらめ、やめて次にいけばいいと思います。それにハマれば、一生物の何かを手に入れることができるのではないでしょうか。

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