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置き引き事件

皆さんこんにちは。伊東です。本日は海外で食らった置き引きの話をします。

忘れもしない、2012年1月のある日(日付は忘れました)。
当時私はバックパッカーをしており、ギリシアのアテネから同国のテッサロニキという場所へ夜行電車で向かう予定でした。
当時はギリシャ危機の真っ最中。道行く人々も元気がなく、どんよーりとした雰囲気だったのをよく覚えています。ちなみに、アテネのパルテノン神殿は改修工事中。残念。

さて、そんな不穏な空気漂うアテネ駅構内のカフェで事件は起きます。
その時私はアホっ面しながら電車が来るのを待っていました。
2時間程度時間をつぶすと電車が到着。「やっときたか」と思いホームへ向かおうとすると、バックパックが無くなっていることに気づきました。少し前まで私の横でどっしりと佇んでいたのにです。何が起きているかわからず若干のパニック状態。急いで駅から飛び出し、周囲を見回すもバックパックの姿は無し。「やられた。。。」迫りくる発車時刻。
その時、伊東の所持品は
・パスポート
・財布
・歯ブラシ(フランスで購入)
奇跡的に、帰国に必要なものは残っていました。電車には乗らず、断腸の思いでリタイアし、日本へ飛行機で帰ることに。


しないんですねー。
残った3つのアイテムは日本に帰るためではなく、旅を続けるためのアイテムだったのです。
ということで、現地警察に被害届を出すこともなく、アテネを後にしました。
クロアチアで物資の調達するまでの3日間、旅は過酷を極めました。
ブルガリアのヨーグルトのしょっぱさ。もしかすると涙の味だったのかもしれません。
今話題のセルビアは、ベオグラードで謎の腹痛。ブルガリアヨーグルトの効果なし。
余談ですが、40日間海外を旅した後に帰国した私の容姿は
・ボサボサの髪
・伸びた髭
・荷物は両手のビニール袋のみ
迎えに来てくれた叔母は、私を見た瞬間に泣き出しました。

今となっては良い思い出です。
この経験でこんな教訓を得ました。
・所持品は必ず目に入るところで管理する
・海外保険に入る
・無理はしない方が良い

一方で、1番感じた事は、世界中どこを旅しても(本当に危険な地域は除く)
「地球だから大丈夫!」
伊東の冒険はこれからも続きます。

伊東

P.S.
アテネで白いTOSHIBAのPC、着替え、および各国のポストカードが入ったグレーのsupremeのバックパックを見つけられた方、わたくしまでご連絡をお願いします。

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