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ブラジリアン柔術について教えて② ~階級の区分編~

こんばんは、ヨシ田です。

現在、私は会社勤めの傍ら、仕事終わりに大阪にある
ブラジリアン柔術専門ジムに通っています。
私は、ブラジリアン柔術歴約3年(今年の1月でBJJ歴が3年になりました)、現在白帯ストライプ4本目です。
日々の練習内容やテクニック等で、
気づいた事や学んだ事を書き残しています。

先日、大阪で老舗の柔術大会である「レグナムジャム」が開催されました。日頃練習していた技を使ってみたり、試合の雰囲気に慣れたり、
初めての試合で緊張したり等、もっと強くなるために等、
いろんな思いをもって出場された方もいると思います。
そこで、今回はブラジリアン柔術の試合の階級について
書き記したいと思います。

部門の組み合わせで、自分の階級が決まる!


まず、ブラジリアン柔術は基本的に下記の3つの部門で分けられます。

1.年齢
2.帯の色
3.体重

上の3つの部門を組み合わせて、「年齢・帯色・体重」の順に書きます。
例えば、「アダルト白帯ルースター」「マスター2青帯ライト」等の
組み合わせがあります。
この3つの区分によって、同じような体型・体重の人、
テクニックや練習の度合いが大体似通っている人同士で
試合を行う事になります。なので、極端に強い人と
試合に当たる事はそんなにありません。(但し、個人差があります。)
ですが、ブラジリアン柔術をしている人の中には、
様々なバックグラウンドを持っている方がいます。
過去に格闘技系のスポーツ(日本拳法、レスリング等)経験者、
中学・高校の部活動で柔道をやっていたという人もいれば、
格闘技を全くやったことがない初心者の方、
部活動や運動経験が少ない人も、中にはいます。
では、上記の1~3について詳しく解説していきます。

1.年齢で分けられる!

では、まず年齢について見ていきましょう。

年齢は大きくアダルト(29歳以下)とマスター(30歳以上)に分かれます。また、マスターから上は、5歳ごとにマスター1、マスター2・・・と更に年齢別に細分化されます。おそらく、体力や持続力など試合をする上で年齢的なところも加味されてのことだと思います。

【アダルト】
18歳から29歳以下の部門です。29歳が18歳と試合に当たることもありますが、若い人が多く華麗なテクニックを持った人もたくさんいることからなかなかの激戦となります。特に、アダルト部門のライトフェザー、フェザー、ライト級は多い気がします。大体、日本人の平均的な体重の範囲だからだと思います。

【マスター】
マスターは、年齢によって6部門に区分されます。自分の年齢より若い部門の試合に出場が可能です。例えば、マスター2の人がアダルトに出場する事は可能です。言わずもがな、自分の年齢より上の部門の試合には出場できません。例えば、アダルトの人がマスター3に出場することはできません。

  • マスター1:30歳から35歳

  • マスター2:36歳から40歳

  • マスター3:41歳から45歳

  • マスター4:46歳から50歳

  • マスター5:51歳から55歳

  • マスター6:56歳以上

2.帯の色で分けられる!

次に、帯の色です。
白帯→青帯→茶帯→紫帯→黒帯の順に区分されます。基本的には、ブラジリアン柔術未経験で始めたばかりの人は、白帯からスタートします。練習量にもよりますが、黒帯になるには大体10年くらいの経験が必要です。もちろん、個人差はあるのであくまで目安です。また、昇帯方法について明確な規定はなく、各道場の代表者・先生の独断と偏見で昇帯するかどうかが決まります。道場によっては、入会後3か月くらいで青帯になった人もいました。

3.体重で分けられる!

最後に、体重で分けられます。
体重は差があると、パワーに影響があるので、非常に重要です。
この体重は「柔術衣込み」の体重です。
大体柔術着は、軽いので0.8kg、重いものでも2kg位あります。
それぞれの柔術衣メーカーで重さや大きさが若干違うので、
自分に合った着を見つけましょう。試合の時は、
男子はラッシュガード禁止(裸に柔術着を着る)、
女子はラッシュガードOKとなっています。
男子・女子で体重の基準が違うので、男女別に分けて解説していきます。

【男子】

  • ルースター     57.50kg以下

  • ライトフェザー   64.00kg以下

  • フェザー        70.00kg以下

  • ライト       76.00kg以下

  • ミドル       82.30kg以下

  • ミディアムヘビー  88.30kg以下

  • ヘビー       94.30kg以下

  • スーパーヘビー   100.50kg以下

  • ウルトラヘビー   上限なし

  • オープンクラス   上限なし

【女子】

  • ルースター     48.50kg以下

  • ライトフェザー   53.50kg以下

  • フェザー         58.50kg以下

  • ライト       64.00kg以下

  • ミドル       69.00kg以下

  • ミディアムヘビー  74.00kg以下

  • ヘビー       79.30kg以下

  • スーパーヘビー   84.30kg以下

  • ウルトラヘビー   上限なし

  • オープンクラス   上限なし

基本的に試合が始まる前の体重測定方法は、下記の2通りが多いです。
①時間を決めて全員が一斉計量する
②試合に出る度に都度計量する
最近は、新型コロナウィルス感染拡大の防止の観点から、
時間を決めての、選手全員の一斉計量は見かけなくなりました。
計量をクリアすれば、問題ないので、計量が終わった後は、
エネルギー源やアミノ酸をとって試合に備えましょう。

まとめ

今回は、ブラジリアン柔術における試合の階級制について解説していきました。自分の体型や年齢、練習度合いにによってどの階級で出るのかを決めてほしいと思います。自分がどの階級に出場するかによって、日頃の体重調整が大切になってきます。
次回以降、ブラジリアン柔術のルール等について解説した記事を更新していこうと思います。
最後まで、お目通し頂きありがとうございました。

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