コロナ後見据え「自社ブランドの商標登録を」という記事を見つけました

やらなければならない事が山ほどあるのですが、多すぎてパンク気味です。現実逃避したくなったところで興味深い記事を見つけたので、気分転換という言い訳の下、ちょっとだけ触れてみます。

コロナ後見据え「自社ブランドの商標登録を」

という記事です。MBC南日本放送のニュース記事ですが、商標登録の重要性を謳っています。
いきなりですが、本文から抜粋です。

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僕が、ドメインネームのビジネスをしているため、どうしてもベクトルがそっちに向いてしまいがちですが、ニューノーマル下での生活は今後も一定期間続くと想定され、やはりオンラインでの取引が増えるのではないかと思っています。
楽天やAmazonの企業規模を見る限り、21世紀に入ってからオンラインビジネスは著しい成長を見せており、「オンラインで物を売る・サービスを提供する」のは当たり前のフェーズに入っています。

今回の記事では、商標登録の重要性を説いています。特許庁のウェブサイトには、商標について以下のような記載があります。

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商標を保護する事で...商品やサービスの出所を表示する機能、品質を保証する機能及び広告機能を持たせる...需要者の利益を保護しようというもの、です。
簡単に言うと、ホンモノとニセモノを分かりやすくして、消費者を守ります、というものでしょうか。

皆さん、体感としてあると思いますが、オンラインではいわゆる「ニセモノ」が出ますよね。ニセの「モノ」を売っている場合、ニセの「サービス」を展開し課金や情報収集を行っている場合、ニセの「サイト」にアクセスさせて情報を抜いたり、ニセの「メール」を送って...挙げるとキリがないのですが、オンラインの世界では、ニセモノによる悪いことが沢山起きています。もちろんオフラインでも多くのニセモノはあると思うのですが、オンラインは国境がなく、アクセスが容易な分、これまでよりもニセモノが目に付きやすくなった、詐欺をする側もオンラインを使う事でターゲットが増えたと、いう事でしょう。

皆さんが、商標登録をする場合、併せて考えて欲しいのが「ドメインネーム」の登録です。ドメインネームは、オンライン上のブランドの看板となるものであり、特に海外でもサービス展開をする場合、思わぬところで被害者が出るかも知れません。「うちはSNSでやってるから」「ウェブサイトは特にやってないから」という方もいますが、皆さんがやらなくとも、ビジネスにフリーライドする側は、そこを突いて便乗し、悪事を働く可能性もあります。また商標登録よりも先に第三者がドメインネームを登録していた場合、貴社が商標を登録してもドメインネームの権利主張をする事が難しくなると考えます。

商標登録を考える場合には、併せてドメインネームの登録も考え、同時に出願をするようにしてください。

あと、余談ですが、ビジネスは順調に育ったが、ブランド名でドメインネームを登録していなかったため、ビジネス拡大時に「ブランド名の変更」「新ブランドでの商標の登録」「ドメインネームの登録」等、いちからやり直したという事も聞いたことがあります。

意外と盲点なのか、ビジネスで必要となるドメインネームの登録です。
みなさんも改めてご検討下さい。

Com Laude株式会社 村上


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