読まれ、結果を出す「リード文」の書くための3つのポイント
こんにちは。Yoshi(@motoy0shi)です。
先日、こんなツイートをしてみました。
多くの方から反響があり嬉しく思う一方、「リード文の書き方」がまだまだ知られていないのかなと思いました。
実際、こんなことを思っている人も多いはず。(私も昔はそうでした)
・リード文ってなんとなく挨拶だけ書いてしまっている…
・ぶっちゃけ何書いてよいか分からない…
実は、リード文は、記事においても重要なパートです。このリード文の良し悪しで、その記事が読まれるか、コンバージョンが生まれるか、大きく変わってしまうのです。
せっかく書いた記事なのに、ちゃんと読まれず、結果も出ないなんて悲しいことは避けたいはず。
そこで、この記事では「リード文の書き方」について、具体的に紹介していきます。
実は、3つのポイントを押さえるだけで、あなたのリード文は見違えるようによくなります。この記事の内容を理解し、実践すれば、きっと記事も読まれ、コンバージョンも増えるに違いありません。
ぜひこの機会に、一緒にリード文について学んでみましょう!
※この記事は、まったく文章を書いたことがないという初心者には少し難しいです。またバリバリ記事を書いている中級者以上の方には簡単なので、先にお断りしておきます
リード文の定義と役割
そもそもリード文とは何かを確認しましょう。
この記事におけるリード文とは、「読者に記事の本文を読ませるための文章」です。
記事にアクセスした読者は、このリード文を見て「この記事には、自分の興味あることが書いてあるかどうか」を検討します。
かつて情報を調べるのはPCでしたが、スマートフォンの普及により、今や7割近いアクセスがスマートフォン経由の時代になりました。
スマートフォンで検索する人は、時間にシビアです。ほんの一瞬、ページを読み、「自分と関係ない」と思えば、すぐ記事から離脱してしまいます。
自分にとって有益かどうか判断をするのが、このリード文です。だから、リード文がより今日重要になってきているのです。
なお、一般的には、記事のタイトル下から、目次・最初の見出しまでにある200字〜500字程度の文章のかたまりを指します。
リード文を書くポイント
「リード文が大切なことはわかったけど、どうやって書いたらよいの?」と思う人も多いはず。そこで、リード文を書く上で大事な3つのポイントをご紹介します。
①ペルソナを決める
最初のポイントとは、記事のターゲットとなる人物像(=ペルソナ)を決めることです。
ペルソナを決める理由は、大きく次の3点です。
①内容に一貫性が出る
②読者に刺さりやすくなる(より共感を得られる)
③トンマナに統一感が出る
ここで1つ例を上げましょう。あなたがiPadを紹介するとします。みなさんに全く同じ説明をするでしょうか? おそらく違うはずです。
大学生なら、教科書がわりにiPadを使うかもしれません。ビジネスマンなら、商談の資料を説明するため。主婦なら、クックパッドを見るため、お年寄りなら孫とテレビ電話するため。
人によってライフスタイルが違い、利用方法も異なります。だからこそ、誰に見てほしいのかを明確にすることで、読者にも「これは自分に関係ありそうだ」と思われるようになるのです。
こう説明すると、「ペルソナは、どれくらい明確にするの?」と聞かれます。基本的には、「相手の顔が浮かぶくらいまで明確に」です。
一番簡単な方法は、自分の知人や家族、また昔の自分を思い浮かべることです。その人に伝えるには、どんなテーマの切り口にし、どんな言葉使いをし、どんなコピーが共感してくれそうか考えます。
ライティング初心者の人がやりがちなミスの1つが、たくさんの人に読まれたりと、誰にでも当てはまるような記事を書いてしまうことです。しかし、みんなに好かれようとすれば、誰にも好かれません。
まずは画面の向こうにいる1人の人を思い浮かべ、その人のために記事を書くことを心がけてください。相手を絞れば絞るほど、記事は鋭くなっていきます。
②記事の概要を見せる
2つ目のポイントは、記事の結論を伝えることです。
リード文では、記事のあらすじと結論を数行でまとめましょう。何十行にもなるのは多すぎるので、あくまで要約レベルにしておくようにします。
結論は、記事の道しるべです。結論を先に書いておくことで、読者は「なんでそんな結論になるのだろう?」と興味を持って、記事を読み進めてくれます。
時々、記事の美味しいところ(結論)を最後まで書かない人がいますが、ここで紹介する記事はエンターテイメントではなく、必要な情報をきちんと知ってもらうことが目標です。
勿体ぶって結論にたどり着く前に離脱されていては、意味はありません。記事における鉄則は「結論ファースト」であることをお忘れなく。
③記事を読むベネフィットを伝える
3つ目のポイントは、記事を読むベネフィットをしっかりと伝えることです。
ベネフィットとは、顧客が商品サービスを使うことで得られる未来の価値です。ここでいえば、記事を読むことで読者が得られる価値です。
読者は記事を開いた時、自分の時間を割いてまで、この記事に読む価値があるか、を無意識に考えています。
なぜなら、読者は別に記事を読みたいわけではなく、自分の悩みや問題を解決するために記事を読んでいるのです。
例えば、この記事を読んでいる人は「もっと記事をうまく書けるようになりたい」思いがあるはずです。
だからこそ、リード文で「あなたの悩みや問題は解決するんですよ」「こんなちょっぴり素敵な未来があなたを待っていますよ」と、読者に伝えるべきなのです。
そうすることで、読者は記事に引き込まれて読み進めてくれるに違いありません。
※ベネフィットについては、こちらの記事でも紹介します
リード文の実例と解説
リード文を書くポイントは、以下の3つでしたね。
①ペルソナを決める
②記事の概要を見せる
③記事を読むベネフィットを伝える
これだけだとイメージしづらい方もいるので、実例を使って解説しましょう。
最近疲れ気味なあなたに!人間愛が溢れる映画3選
毎日決まった時間に職場に行き、上司からいつものように叱られる。家に帰ると、誰も「おかえり」と言ってくれない。
「仕事での人間関係って本当に大変…もう疲れちゃったよ…」
「自分はこんな都会で何してるんだろう…」
きっとこんな風に思うことも一度はあるはず。急に孤独を感じる時ってありますよね。そんな時は、気分転換にお出かけしてみるのもいいけど、家で映画を見てみてはどうでしょうか。
映画なら、場所や時間を問わずに見れるから、忙しい方でもOK。旅行みたいにお金もかからなくて、経済的ですね。
そこで今回は、生活にお疲れのあなたに、人間愛が溢れるハートフルな映画を3つご紹介。
①ターミナル
②アルマゲドン
③インターステラー
どれも名作で素晴らしい映画です。きっとストレスも和らぎ、明日から頑張ろうと思えるはず。それでは、まいりましょう。
冒頭は、ペルソナの提示と共感を生み出す文章です。ペルソナの長谷川さんになりきり、どんな生活、気持ちを持っているか妄想してみましょう。
テクニック的には、相手の気持ちを代弁してあげるとよいです。私はよく「〜〜〜」という表現で、相手の声を言語化します。
こうすることで、読者は「そうそう、僕の気持ちよくわかってるじゃん!」と記事に共感を抱くようになるのです。相手と対話し、寄り添うような表現を使うにします。
結論の提示では、ストレス解消ということで「家で映画を見る」ことを伝えています。別にストレス発散であれば、映画でなくてもさまざまな方法があります。
あえて映画が良い理由とその作品紹介が、この記事で伝えたいアイデアなので、そこについて簡単に結論をまとめて紹介しましょう。
ベネフィットパートでは、この記事を読むベネフィットを提示します。今回の場合は、家族愛に触れる映画を見ることで、心が満たされることを伝えます。また、気持ちをリセットして会社に行こうと思える未来を見せています。
まとめ
この記事では、リード文の書き方を3つのポイントを交えて紹介してきました。
よいリード文を書くコツは、
①ペルソナを明確にして、読者を絞ること
②記事の結論を先に伝えること
③記事を読むことでのベネフィットを見せること
でした。
この3点を意識するだけで、あなたのリード文は全く違うものになるはずです。おそらくあなたの文書はこれまで以上に読まれ、コンバージョンも目に見える数値として変わるに違いありません。
ただよいリード文を書くのは、経験が必要です。私もまだまだ経験を積まないといけないと思っています。あなたもこれを機会に、リード文を突き詰めていってくださいね。
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