コツコツやるのが苦手なら、そこからどうするか

正直なところ、コツコツ何かを継続するのは苦手です。

子供の頃にやった進研ゼミも全くうまくいきませんでした。

進研ゼミは、主要4教科を毎日コツコツやるように設計されているんですよね。1教科、1日15分くらいで終わる軽めのメニューだったかと。とりあえず始めてはみたものの、自分が好きな理科から始めて熱中しすぎてしまい、1ヶ月分の理科の勉強を1日で終わらせてしまいました。凄まじい満足感とともに、残り3教科は手付かずに終了。そのままお蔵入り・・・

どちらかというと短期熱中型でした。

そんな中でも、自分がアメリカの大学とイギリスの大学院を無事卒業することができたのは、「逃げ道を完全に断つ環境に自分を置いた」からだったと強く思います。

初めて渡米したときは、全く英語はできませんでした。授業にヒィヒィ言いながら食らいつきつつも、山のように出される課題に何度も心を折られました。

実際は退学なり休学なり道筋はあったはずですが、「勉強を諦めて日本に帰国するなんて出来ない」と思っていました。日本を出る頃には、高校の同級生や家族、地域の方々にたくさん応援もしていただきました。そうした自分を笑顔で送り出してくれた方々に見せる顔がないと、やり切るしかねぇなと腹を括って勉強しました。

イギリス大学院留学でも、逃げ道は無いようになっていました。イギリス大学院留学のときにはすでに結婚していたので、自分は学生ビザで入国し、奥さんは配偶者ビザでの入国をしました。すると奥さんの就活がめちゃくちゃうまくいき、とある業界大手で働くことに。うちの奥さんは優秀すぎる。

一方で、イギリス大学院での勉強がちょっとヤバそうになったことがあります。しかし、もし自分が途中で退学しようものなら、自分の学生ビザと同時に奥さんの配偶者ビザも無効になり、奥さんが失業してしまいます。意図せずに、「勉強しないと食っていけない環境」が出来ていたことにそこで初めて気がつきました。こうなれば、勉強する以外の選択肢はありません。勉強できない旦那のせいで、家族のキャリアを邪魔するわけにはいかないと。トップギアで走っていると思ったら、まだまだ早いスピードで走るキャパシティが残っていました。

そんなこんなで、無事にアメリカの大学もイギリスの大学院も卒業できました。自分が逃げる道筋を絶っておくと、意外となんでもできるものです。自分がコツコツ継続タイプでは無いからこそ、そんな自分が結果を出すためのシステム作りをしようといつも考えています。

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