念願の対談~馬上丈司さん~
今日は、オンラインにて営農型太陽光発電のパイオニア馬上丈司さんと対談をさせて頂きました。
馬上丈司がどなかた存じない方のためにプロフィールと自分が馬上さんを知るきっかけになった論文を貼っておきます。
(写真:Facebook プロフィールから引用)
馬上丈司さんについてはこちら
論文はこちら
ソーラーシェアリングは食とエネルギー生産の両立を図っているため、SDGsの複数のゴールを解決するという事で注目を浴びています。
自身も4月に小田原かなごてファームの小山田大和さんの農場を視察したり、対談させて頂くことがありましたが、
それをきっかけにこの事業を福島でも普及させていこうと決心しました。
しかし、まだまだこの事業は至らないところがあるため、思った以上に社会に浸透していないのです。
その原因を考えて、策を講じるのが自分の使命だと感じており、
その原因究明に関する議論を今回の対談でさせて頂きました。
原因は1つではなく幾つかあったのですが、例えば、
・作物、品種ごとの研究蓄積不足
・融資が受けられない
・農業に対するイメージの低さ
などが挙げられました。
1時間という限られた中でも沢山の課題が浮き彫りになり、非常に充実した対談でした。
馬上さん、お忙しい中、時間を取っていただきありがとうございました。
課題とはズレますが今回の対談で印象的だった言葉が
「農業は不自然である」
です。
作物を育てるという営みは自然的であるかと思いきや、雑草の本数でさえ人に管理されているというところもあり自然的ではないのです。
農業である時点で慣行農法だろうが植物工場だろうが有機農業だろうが全て人工的な営みなのです。
その中で、我々は今を生きる10代はコロナ禍を乗り越えてきたデジタルネイティブといわれる世代です。
世の中の流れとしても様々な分野でのICT化が進められており、従来の農法で衰退している以上はこれを機にAI農業へと切り替えるべきだと私は考えています。
先程も言ったように生産過程の中でいくらロボットが入ったとしても、元々が人工的な営みなので、
「ロボットが入ったら不自然である」
という理由でAI農業を否定することは出来ないのです。
今の若者が新しい価値を創造して次の世代へと繋げていくためにも、
まだまだ「課題」は沢山あると気付かされた1日でした。
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