夢のその先

小学校の卒業文集に書いた夢は「建設関係」みたいな物だったと思う。
それが、高校受験を考える頃には「子どもに関わる仕事」に変わっていた。
その辺のことは、そのうち書こうかなと思う。
子どもに関わる仕事がしたいという夢を抱いて高校生・大学生を過ごし、無事に児童福祉施設に就職した。
つまり「夢を叶えた」と言えるのかもしれない。

新年度になって、夢を抱いてこの業界に(どの業界にも)足を踏み入れる若者がたくさんいる。
今、新人研修を企画・運営する立場になって、この時期に伝えたいことはひとつ。
知識や技術ではなく、仕事に対する価値や想い。

例えば、子どもに関わる仕事がしたいと児童福祉施設に就職したとして、夢が叶った!!と満足するのか。
建設関係でも、花屋さんでも、ケーキ屋さんでも、スポーツ選手でも、なりたかった仕事に就いてゴールなのか。

夢を叶えるまでの道のりは、諦めない気持ちと、たくさんの努力と、少しの運か。
それを乗り越えて叶えた夢の本質は、"それになること"ではないということにきっと気づいているはず。
「その仕事を通して、何にどうなって欲しいのか」
「その為に自分は何をするのか」

自分自身の価値(観)を基礎として、具体的な取り組みを組み立てること。
職場の方針(ミッションやビジョン)の中で自分が今したいこと(すべきこと)は何か。

私の夢のその先は、すべての子どもとその家族が、それぞれの幸せをかみしめながら過ごせる社会になること。
施設における目の前のその人への支援と、新たな人材の育成と、社会への働きかけと。

ガンバロウ。


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