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約1年7か月ぶりにお酒を飲みました

こんにちは、高村芳です。

わたしは体調面の理由で約1年7か月ほど禁酒しておりましたが、先日体調が回復し、ひさしぶりにお酒を飲みました。
貴重な経験だったので、文章でまとめたいと思います。

禁酒するまで

わたしは禁酒する前、お酒がだいすきで、週末だけお酒を飲む「ウィークエンドドリンカー」(いま自分で考えた)だった。
平日で飲むのはよっっっぽどお酒のチカラを借りたいとき(めちゃくちゃ稀)と仕事関係の飲み会くらい。
酒量はけっこう飲むほう。1日ビール2〜3缶くらい。日本酒だと2合〜調子のいいときは3合。ハイボールもよく飲む。
いま思えばウィークエンドドリンカーとはいえ、1週間の酒量を金土日の3日間で飲んでるようなものだった。

禁酒する

体調面の理由で急遽禁酒することに。
最初の1か月は、お酒に焦がれていた。だってパートナーが目の前で美味しそうに飲んでるんだもん……。パートナーが飲んでいるお酒の香りなんかを嗅がせてもらっていた。笑
わたしは代わりにノンアルコールビールを飲んでいた。

その状態が続くと、だんだんノンアルコールビールにお金を出すのが馬鹿らしくなってきた。アルコール入ってないのに、1缶150円とかするし……。
ということで、代替品として炭酸水を飲むようにした。これは大成功!
わたしはふだん、炭酸を飲まない。お酒を飲むときだけ炭酸を含んだビールやハイボールを飲んでいたので、炭酸≒お酒という方式が無意識にできあがっていたようだ。
おかげで、パートナーがお酒を飲んでいるときは炭酸水を一緒に飲むことで、だんだんお酒への欲は薄れ、他人が目の前で飲んでいても何も思わないようになっていた。

ついにお酒を解禁する

体調が回復し、「そろそろお酒を飲むか」という時期になった。というか、パートナーに「そろそろ飲んでみる?」と言われたに近い。
それまでは、お酒を解禁したいという気持ちも薄れていた状態だった。パートナーに言われて、「ああ……まあまた飲み始めてもいいかもな……」くらいの欲のなさだった。

ひさしぶりに飲むので、アルコールの耐性が落ちているだろうと、まずはフツーのビールを飲むことにした。
金曜の夜、目の前にはビアグラスとお水、そしてビール缶。缶飲料をふだん飲まないので、プルタブを触るのもひさしぶりだった。プルタブを起こすと、カシュっ、と懐かしい音がする。
ビアグラスにお酒を注ぐ。泡が半分以上たってしまった。禁酒前は息をするように泡が3割のバランスで注げていたのになぁ、と思う。
「乾杯」とパートナーとグラスを合わせてから、ひとくち煽る。
するとどうだろう、ごくん、と嚥下したあと、フワァ……とカラダが軽くなる感覚があった。そして、視界のレイヤーが微妙にズレた感覚。輪郭線から、色彩だけがほんの少しだけはみだすような。写真が少しだけブレたような。そんな感覚だ。驚いた。
これがお酒か」と言ってしまった。お酒への耐性がなくなりすぎていて、飲んだ瞬間の感覚が鮮明に感じられた。

結局、お水を酒量の倍飲むことを意識しつつ、ビールを1缶、ハイボールを1缶飲んだ。お水を飲みながらだったか、酔いすぎることはなく、心地よい酔いかただった。おかげで、酔った自分を客観的に観察できた。

まず酔うと、語彙力が低下する。低下というよりも、「酔ったときの語彙の選びかたに変化する」というべきか。あまり複雑なことを考えられないので、簡単で率直な語彙を選ぶようになっている気がする。
そして、リアクションが大きくなる。カラダをおおきく揺らして笑ったり、表情筋をおおきく動かしたり。血行が良くなってカラダが弛緩しているからなのだろうか。ふだん、あまり顔を動かしていないものだな、と思った。

そうして、わたしのお酒は解禁された。
酔い潰れることもなく、いつもの就寝前のルーティンをこなし、ベッドに入った。寝れなくなることもなかった。いつのまにか寝ていた。

一夜明けて

寝過ごすこともなく、いつも目を覚ましている時間に起きた。しかし、カラダには変化があった。

いつもより、胃にごはんが残っている。そして、なにか異物が胃にある感覚。言わばアルコールの塊のような、あまりカラダに良くないものがカラダの中にある感じ。二日酔いではないけれど、「これがアルコールを摂取した結果、カラダに起こることなのだ」と思ったし、海外ではアルコールは薬物であり、毒であると考えられている理由がわかった。朝ごはんは食べなかった。

お酒を解禁して思ったこと

以上が、約1年7か月ぶりにお酒を飲んだ経過でした。
飲んだ感想として、「これからは以前のとおりウィークエンドだけ飲むように戻るだろうな。でも、酒量はそんなに増えないだろうな」という感じです。酒量は増やすことができないのではなく、増やすメリットが感じられなくなったから増やさないということです。

この約1年7か月、お酒を飲まないから夜時間を有効に使えていたんですよね。家事したり読書したり小説を書いたり。それが完全にできなくなるのは惜しいなぁ、と感じるので、ほろ酔い程度に留める感じになると思います。もちろん、「飲みたい!」「楽しい!」というときは、ほどほどに飲むようにはなるんでしょうけどね。笑

20歳になって、毎週のようにお酒を飲んでいたわたしにとって、この1年7か月はたいへん貴重な時間でした。

最後に。
お酒〜! これからはほどほどによろしくね〜!

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