見出し画像

[北欧旅]フェロー諸島キャンプ旅 〜ティンドホルムル、ギョグキャンプ〜

フェロー諸島4日目は無人島ティンドホルムル島に上陸するツアーに参加します。


ティンドホルムル上陸!

ミクラダルールでのキャンプを終えて、クラクスヴィークの港の駐車場に停めてあったレンタカーで、ミキネス島へのフェリーが発着するソルヴァグールの港に向かいます。

ティンドホルムルはミキネス島に向かう途中にあり、紺碧の海からそそり立つように天に伸びる絶壁の孤島です。

フェリーやボートはなく、上陸するにはツアーに参加する一択です。

ツアーはティンドホルムルは周りをゆっくり旋回し、十分な撮影の時間があります。上陸後は、無人島内を散策できますが、ツアーガイドからは絶壁には絶対登らないように注意がありました。
絶壁のピークにまで登っての絶壁の向こう側への転落事故がけっこうあるみたいです。

ティンドホルムル、やっぱりかっこいい
ティンドホルムルの近くの島、さすがにここには上陸できませんが、逆Uの字の形状になっていて中を船で通れます。

ティンドホルムルのツアーは2022年当時はpart1で紹介していたミキネス島フェリー予約のサイトで予約できたのですが、今現在はそのツアーの募集はしていないようです。

上陸はできませんが、ミキネス島に行くフェリーからでもティンドホルムルを見ることができます。

ギョグキャンプ

前回、フルブッキングで断念したギョグでのキャンプをしたくて、キャンプの受付をしているギョグ唯一のホテルに連絡して予約をしました。

前回同様、道幅が狭い道を走りギョグに着きました。

ギョグのキャンプサイトはミキネスやミクラダルールと違い整地され、区画ごとにロープで仕切られており、テントの横に車を置けるので、フェロー諸島では珍しいオートキャンプ場です。
キャンプ場の目の前は海です。

前回のフルブッキングとは打って変わって、めちゃくちゃ空いてました。テント泊がもう1組と、キャンピングカーが1組だけだったのと、フェロー諸島ではだいたいそうですが、空が全面雲に覆われて薄暗く、すごく物悲しい感じでした。


ギョグの村
ギョグは漁村。これは天然の漁港
海が荒れたときに船を陸に引き上げる設備がありました。


キャンプサイトはがらんとしてました。

キャンプ場詳細
Gjógv Camping
住所 2 Við Sornhús, Gjógv 476
ジャールガルディル ゲストハウス ジョーグで受付
設備 トイレとシャワーはあり。

サクソンでトレッキング

ギョグの村を後にして、ストレイモイ島のサクソンにきました。サクソンにはフェロー諸島らしい素晴らしい景色をみながらトレッキングができます。

サクソンからトレッキングルートを北に進むと、
Tjørnuvík(読み方がわかりません😅)に出ることができます。トレッキングルートと言ってもしっかり整備されてないため、標高は高くないのにTjørnuvíkに着くころにはヘトヘトです。

車をサクソンに停めてきたのですが、さすがに往復するのはキツいので、サクソンまでヒッチハイクをすることにしました。

まずはTjørnuvíkからサクソンとギョグの分岐点まで。ここはpart1、part2にでてくるミキネス島で一緒だったオーストラリア人の女子大生とスイス人カップルを降ろした場所です。

その後に、サクソンに行く車に乗せてもらいましたが、フェロー諸島はヒッチハイカーが多いのか
断られることは少ないようです。

サクソンの教会


トレッキングコースからサクソンを見下ろす
Tjørnuvíkの村

トゥースハウンへ

旅の最後はトゥースハウンのキャンプ場に1泊しました。キャンプ旅をしているとトレッキングやカヤックなどのアクティビティはするものの、街の観光は飛ばしがちでしたが、最終日はトゥースハウンの街を少し散策したり、カフェでコーヒーを飲んだり、ごはんを食べたり、お土産を買ったりしました。

トゥースハウンにはこんなアート作品があります。
トゥースハウンの港
芝屋根のオシャレなPaname Café
Paname Caféのコーヒーとケーキ
Katrina Christiansenというスカンジナビア料理のレストラン
前菜 サーモンのたたきのテリーヌみたいな感じ
前菜2 ほたて貝柱のなにか
フェロー諸島風コロッケとじゃがいもやきのこがふんだんにはいった肉料理

旅の総括

今回のフェロー諸島の旅は、最初からキャンプ旅を考えていたわけではないのですが、7月というハイシーズンで、出発の3週間前に旅を決めたときには、ただでさえ少ないフェロー諸島のホテルの95%が満室になっていて、残っていたホテルは1番リーズナブルなホテルでも1泊50,000円近くしたのもキャンプ旅を後押ししてくれました。

フェロー諸島でのキャンプは総じて、ゆっくり景色を楽しみながらキャンプをすることが目的で、みんなでワイワイBBQしたりって雰囲気じゃないと思います。あと、バックパックひとつだったのでもともと焚き火台は持っていかなかったのですが、焚き火やってる人が誰もいなかったです。
もしかしたら環境保護とかで焚き火はできないのかもしれないです。

ただそんな点をも凌駕する圧倒的な非日常感たっぷりの絶景と、雲に覆われている薄暗さも最果ての地に来た感じで旅情を掻き立てられました。

とはいえ、慣れない土地で5泊連続でテント泊もなかなかタフだったので1〜2泊はホテルやゲストハウスなどでベッドで寝たほうが体力的には楽かもしれないです。

また、太陽の光がないと憂鬱な気分にもなってしまうので、今回は日程の関係でフェロー諸島のみでしたが、日程に余裕があったら、旅の後半は温暖で明るいシチリアとかで過ごせたらいいですね。

次回のフィンランドキャンプ旅について

次回は来週末からフィンランドの湖水地方にキャンプに行きます。noteにフィンランドのキャンプを書いている方もいて参考にさせていただいたのですが、フィンランド政府観光局の日本の事務局がクローズしていたり、なかなか情報収集が大変です。

自然享受権の恩恵で、ルールやマナーを守れば私有地でもキャンプしていいということで、Googleマップで、誰も知らない隠れた絶景私有地を探し出そうと考えましたが、しばらくしてその作業が不毛すぎると諦めました😂

フェロー諸島にはキャンプ場は全部で21箇所しかないのですが、フィンランドには公式のキャンプ場だけで2万箇所あるそうで、予約が必要なところもあれば、不要なところもありどこに行くか迷ってます。

短い日程のため、シチリアとセットではいけないのですが、キャンプ3泊+絶景サウナ宿1泊の予定です。

よろしければ、フィンランドキャンプ旅もご覧いただけると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?