[北欧旅]フェロー諸島キャンプ旅 〜ミキネス島〜
あと3週間でフィンランドキャンプ旅ですが、その前に2022年7月のフェロー諸島キャンプ旅を思い出しながら書いてみます。
フェロー諸島について
ナショナル・ジオグラフィック・トラベラー誌で『世界一の憧れの島』にも選ばれたフェロー諸島は、デンマークの自治領で、ノルウェーとアイスランドの中間、スコットランドの北西に位置し、北大西洋に浮かぶ18の群島で構成されています。
日本からのアクセスは、コペンハーゲン経由が便利で、スカンジナビア航空(SAS)、アトランティックエアウェイズ(FLI)で毎日数便のフライトがあり、ほかにもロンドン、パリ、レイキャビクからのフライトもあるが便は少なかったはず。
フェロー諸島の空港はヴォーアル空港のみで、空港はこじんまりとしています。
首都のトースハウンまでのアクセスは、バスか乗合タクシーかレンタカーくらいです。バスは本数が少ないのですごく不便なので、いろんな島に行くのならレンタカーがおすすめです。
旅の目的
・フェロー諸島でキャンプ
・ミキネス島でパフィンを観る
・ティンドホルムル島に上陸
とくにパフィンは7月の1ヶ月しか見れず、ミキネス島へのフェリーチケットが売り切れることもあるので、あらかじめフェロー諸島2日目のチケットを予約していたのですが…
まさかのトラブル😱
コロナの影響でコペンハーゲンまでのSASの直行便が運休だったため、シンガポール航空でチャンギ経由でコペンハーゲンまで行くことになりました。
コペンハーゲンからフェロー諸島まではSASの便を予約していましたが、日本を出国する2日前くらいから、現地でストライキが発生してフライトが大幅に遅延する可能性をお知らせするメールがあり、2日目のミキネス島に行けるかヤキモキしていました。
チャンギでのトランジット中にスト回避のメールに一安心。ところが、コペンハーゲンに到着して乗り継ぎの搭乗口で待っていると、フェロー諸島行きの便の案内表示が消えていて、なんだか周りがざわついていました。アナウンスを聞くと、フェロー諸島の上空が悪天候のため、フライトが欠航になるとのこと💦
みんな、とぼとぼとSASのカウンターまで歩いていきましたが、カウンターのスタッフの説明は、SASのフライトは1日1便、次の日のフライトも満席のため、いつになったら搭乗できるか分からないので、手配したホテルでゆっくり休んでくださいと💦
パフィンどころか、フェロー諸島の旅じたいがポシャりかけていたので、ホテルには行かず、空港で必死に情報収集をしたら、なんとアトランティックエアウェイズは飛んでるという情報が…
悪天候なのに飛ばして平気なの?と半信半疑で、空港スタッフに聞いてみると、フェロー諸島の天候は1〜2時間で変わるので、現地の状況を見ながら遅れてでも飛ばしているとのこと。すぐに当日の夜便を予約、SASをキャンセルしようとしたら
SASのスタッフが親切に、キャンセルは無事に飛んだらでいいよと。さすがにSASが手配してくれたホテルを利用するのは悪いので、自分で空港のホテルを予約してフライトまで休息。
結果、フライトも遅延をしたものの当初の便より16時間遅れでフェロー諸島に到着することができました。自宅を出発してからかれこれ50時間以上かかりました😅
上空からは全面雲に覆われていて、フェロー諸島の様子を見ることはできず、地上からもたまにしか青空や太陽を見ることができない、日中でも薄暗い感じです。
フェロー諸島に到着してから
早朝に到着したので、空港の売店が開くのを待ってSIMカードを買って、予約していたレンタカーを借りる手続きを済ませました。
本当は1日前に到着して、トースハウンのアウトドアショップでOD缶など燃料を調達したり、スーパーで食材や水を調達する予定が、ミキネス島行きのフェリーの出発まであと2時間くらいだったのと、まだ、アウトドアショップが開いていなかったので、トースハウンまで行くのは断念しました💦
空港近くのスーパーもオープン前でしたが、スーパーの店主に事情を説明したら、オープン前に食材や水を売ってくれました。まだ少し時間があったので、空港近くのソルヴァグスヴァテン湖まで往復40分くらいのショートハイキングを楽しみました。
ソルヴァグスヴァテン湖は切り立った崖に囲まれ、湖の水が海へ溢れるように見える湖です。
このハイキングコースは私有地のため、いくらだったか忘れましたが入場料を払う必要があります。
ミキネスでのキャンプ
ミキネス島へのフェリーは空港から10分のSørvágurにあるFerry Portから。少し離れたところにある駐車場に停めます。
ミキネス島に到着すると無数の白い渡り鳥に迎えられます。島の入場料と、島唯一のレストランでキャンプ料金を支払ってキャンプサイトに向かいます。キャンプサイトといっても草原があるだけで、日本のように水場や炊事場などは何もありませんし、自然の地形のままで整地はされていません。とりあえず、平らな場所を見つけてテントを設営しましたが、OD缶がないのでお湯も沸かせません笑
キャンプサイトには他に2張りのテントがあり、最初は軽く挨拶する程度でしたが、そのうち話すようになり、彼らはオーストラリア人の女子大生と、スイス人カップルでした。彼らとはこの後別のキャンプ場でも再会することになるのですが、とりあえず仲良くなれたので火を分けてもらい、やっとコーヒーを飲むことができました☕️
今回のキャンプギア
50Lのバックパック1つで来たのでキャンプギアも最低限のものだけです。
テント MSRエリクサー1
マット コールマンインフレーターマット
寝袋 NANGA AURORA LIGHT 350DX
その他 ヘリノックスチェアワン、プリムスシングルバーナー
念願のパフィン
やっと落ち着いたので、パフィンがたくさんいる山というか丘の上までひたすら急な坂道を登っていきます。登っている最中や登りきったところにはたくさんのパフィンがいました。たぶん、何千、何万匹くらいめっちゃいました。飛んでたり、着陸したり、ゆっくり休んでいたり。パフィン、めっちゃかわいかったです🐧
フェロー諸島は基本的に空が全面雲に覆われていて、たまにしか太陽の光が差すことはないのですが、ミキネス島に行った日は晴れて、丘の上から
青空と雄大な景色を楽しむことができました。
それとどうでもいいのですが、パフィンが着陸するさまが、スターウォーズに出てくるジャンゴフェット、ボバフェットが乗っているスレーヴ1という戦闘機の着陸のさまにそっくりなんです。
ほんとうにどうでもいいですが笑
ミキネス島はパフィンを見たり、見晴らしのいい丘のあたりをハイキングするくらいしかアクティビティがないので、ゆっくりパフィンを見た後は、ミキネス島唯一のレストラン兼カフェで夕食をとり、酒場などは一切ないため早々就寝。
キャンプ場詳細
キャンプ場名 不明
所在地 ミキネス島 正確な住所不明
料金 忘れましたが、日本円で2,000円とかそこまで高くなかったて思います。
施設 水場、トイレ、シャワーはミキネス島の公衆トイレと兼用でキャンプサイトにはなし
失敗からの教訓ですが、フェロー諸島へのフライトは頻繁に欠航したり遅延するので、便数が多く現地の天候を見極めて臨機応変に飛ばしてくれるアトランティックエアウェイズがおすすめです。ミキネス島など離島に行くフェリーも悪天候で欠航になることが多いみたいなので、フライトの前後の日を避けて予約するのが無難です。現地で天候のいい日に当日フェリーのチケットが買えればいいのですが、フェリーは1日1〜2便とかでハイシーズンだとチケットがSOLDOUTする可能性があるので注意が必要です。
ミキネス島へのフェリーの予約はこちらから。
次の日はミキネス島からフェリーでSørvágurに戻り、ギョグでキャンプをします。
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