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SATCサラ・ジェシカ・パーカーを観て来ました!ープラザ・スイート NYブロードウェイでの観劇

※この記事は筆者が友人たちにインタビューして執筆しています。

最近よくNYブロードウェイに通っているというSATCラバーなAさん:

2022年7月10日で公演終了となりますが、先日、プラザ・スイート(Plaza Suite on Broadway)を観てきました。英語も聞きやすく、コメディということもあり、最近観た演劇の中で一番面白かったです。

こちらの作品は、『Sex and the City』でお馴染みのサラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker )と『努力しないで出世する方法』と『ブライトン・ビーチ回顧録』でトニー賞(ブロードウェイのアカデミー賞)を受賞しているマシュー・ブロデリック(Matthew Broderick )共演の作品です。二人は実生活でも夫婦であり、劇中でも夫婦もしくはかつての恋人を演じています。

劇は、全てNYのセントラルパークの近くにある高級ホテルであるプラザホテルのスイート719号室にて行われます。このホテル自体は、1907年に建築され、改装工事なども行われ、現在は、高級コンドミニアムがメインとなっており、ホテル部分は大幅に縮小されています。また、コロナ前は地下にデパ地下のようなものがありましたが、それも現在は閉鎖されています。なお、プラザホテルでは、現在、THE PLAZA SUITE LIFEというものが提供されています。スイートでの宿泊、本公演のフィナーレのチケット、アフターパーティのチケット等が含まれるそうですよ。

なお、このホテルに興味のある方は、2018年の映像ですが、トミー・ヒルフィガー夫妻が約50億円のペントハウスに住んでおり、家の中を公開していますので、覗いてみると面白いと思います。


さて、話を戻して、劇に戻りますが、全体で2時間半の独立した3部構成になっています。第1幕ママロネックの客(Visitor From Mamaroneck)では、熟年夫婦のお話で、結婚記念日がいつであるとか、妻は何歳であるとかで揉める中、最終的には、夫の秘書との不倫を追求する話に発展していきます。第2幕ハリウッドからの訪問者(Visitor From Hollywood)では、映画プロデューサーが17年ぶりにかつての恋人呼び出し、彼女を誘惑していく話です。既婚者である彼女は、最初こそ注意を払うものの、段々と彼のペースに飲まれていく姿と葛藤がコミカルに描かれています。第3幕はフォーレストヒルズからの訪問客(Visitors  from ForestHills)は、結婚式当日にバスルームに閉じこもってしまった花嫁である娘を必死でそこから出させようと奮闘する夫婦の姿が描かれています。結末はちょっとあっけない感じもしますが、そこに至るまでの過程の夫婦でのやりとりが最高に面白いです。

また、サラ・ジェシカ・パーカーの演技はさすが、旦那様のマシュー・ブロデリックも圧巻の演技でした。3つの主人公を見事に演じ分けており、SATCファンの人はもちろんのこと、そうでない方もとにかく面白いので楽しめると思います。特に第3幕は最高です。観客からの笑いが途切れません。

英語の聞き取りやすさの観点では、サラ・ジェシカ・パーカーの英語は非常に聞き取りやすかったです。SATCで聞き慣れているからかもしれませんが、彼女の英語はフラット&シャープではっきりしており、日本人には総じて聞き取りやすいのではないかと思います。それに対して、マシュー・ブロデリックの英語は、ところどこと聞き取りづらい部分がありました。発音があまりフラットではなく、丸みを帯びた感じで、リエゾンなどの影響もあるのかなと思いました。

ブロードウェイでは、このようなスーパースターを普通に見れちゃうことも醍醐味の一環だと思います。これ以外にもマトリックスのモーフィアス役で有名なローレンス・フィッシュバーンなどが出ているアメリカン・バッファロー等も公開しています。こちらも残念ながら、もうすぐ閉幕ですが。

なお、席ですが、オーケストラのN列の左端の方でした。全部で130ドルくらいの席でしたが、舞台の左端が見えなかったです。隣が250ドルの席であり、場所的には総じてよく、左端が見えない以外は満足な場所でした。

チケットはこちらで買えます。

Yoshiコメント:英語ができる方は、ミュージカル以外にも演劇も良いですね。私も英語の勉強を頑張り、演劇を余裕で楽しめるようになりたいです。

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