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「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 55不安な数ヶ月を過ごす

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「ぶっちゃけ、原因は分かってないんですよねえ。」

ウイルス性ぶどう膜炎の治療を始めて1年ちょっと、ようやく炎症もほとんどおさまり、ステロイドも順当に減って筋肉弛緩からも解放されはじめた2022年11月初旬、全身の関節痛が起こり出した。動かさなければさほど気にはならないが、立ち上がると膝が痛み、歩くと足首と足の甲が痛み、腕を回すと肩と肘が痛み、料理をすると手首と指が痛む。起床時には指が強張る。なんなの、これ? これも副作用なの?
感染症科の医師に相談すると違うと。分からないことは専門家に投げようと膠原病科の予約を取ってくれた時に言われたのが冒頭の言葉。

「膠原病とは、本来は微生物など非自己に対して作動する免疫システムが自分の組織を攻撃してしまう“自己免疫”によって引き起こされることが分かっています。」
(「Medical Note」
https://medicalnote.jp/diseases/膠原病)

今の私の状態、いわゆる免疫不全? によって炎症がズルズルと長引いてることの原因が実は分かってないんだと。帯状疱疹ウイルスでこんなに長引くはずがないんだそうで、膠原病科で本当の原因が分かったら良いねえ、って感じなんだって。
えー、1年以上治療を続けてるのに今更それ言う?
まあ、確かに最初は帯状疱疹ウイルスが目に入った事が原因ではあるんだけど、普通の帯状疱疹治療は1週間の投薬で終わるところ、私は同じ薬を1年間飲み続けているわけで、この免疫が不安定な状態は本当はなぜなのか、新しい症状が出てきた事で本当の原因がわかるかもしれない、んだってさ。そんなこと言われたら、もう悪い想像しかできなくなるわけで。

さて、膠原病科では色々今の症状を聞かれ、フワフワ指を触られたりしたけれど、先生から見たら相当な軽症らしく、そんなに心配する必要もないって言葉で終わらせようとするので、「え? こんなに痛いのに???」って食い下がると、んー検査するとしたら血液検査とレントゲンですかねって言うから、お願いします!!! っつってw
こちとら必死ですよ、だって原因究明しないといけないんだからさ。今までの経緯とか一生懸命説明したのに、聞いてなかったのかよw

残念ながら年明け一発目の眼科診察の日にはまだ検査結果が出てなかったけれど、それを踏まえて現状を主治医に伝えると、ステロイドが関節炎の痛みを抑えるのに効いてたのかもしれないわねえ、と。でも、後々白内障の手術もあるし、やっぱりステロイドは切っておいた方が良いと思う、って力強く言われたので、なんか久しぶりに頼もしく感じたわw
そっちの病気との兼ね合いでやっていきましょう、ということで、試験的にステロイドの処方が終わった。ステロイドフリーというらしい。

さて、膠原病科での血液検査結果はどうだったかというと、膠原病ではないし、甲状腺の炎症からくるものでも何らかのウイルスからくるものでもないということが判明した。手足の関節もなんの炎症も変形も起こってないと。
関節リウマチって言われるとばかり思って身構えていた私、正直拍子抜けだった。何でもなくて良かったはずなのになんか釈然としない。じゃあこの痛みは何なのマジで?
年齢から来るものかもねー全身いきなり起こる人もいるねー病気かららくるものではないから長くは続かないかもねーでも続くようならまたおいでーって言われたけど(実際この何倍も丁寧に説明してくれたよ、物腰の柔らかい先生なのでw)、そうなの?ほんとに?

病気でなかったことは喜ぶべきなので喜んでおくけども、頭の中はハテナでいっぱい、結局免疫不全の理由も分からないままだし、あやうくこの闘病記のタイトルが変わるところだったし、もう何が何だかw
でも、友人から更年期障害の可能性を指摘されたので、来週婦人科で聞いてみようと思う。この歳になると、病気でなけりゃ「更年期障害」で大体片付くことが多そう。でも、どのみち対処療法しかなさそうな予感。

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