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バンド失敗談:挫折から学ぶホントの教訓

世の中には多くのバンドの成功例が語られていますが、失敗から学べることも多いはずです。解散したバンドは発信をしなくなるため、失敗について知る機会は少ないかもしれません。この記事では、私が過去に数年活動して解散したバンドで経験した失敗を振り返り、これからバンドを始める方々に役立つ情報を提供します。

1. 金銭感覚の違いによる失敗

音楽性はバラバラでも上手くいくことが多いですが、金銭感覚が異なると失敗しやすいです。特に始めたてのバンド活動には、ライブの出演費やスタジオ・レコーディング代など、様々な費用がかかります。このとき、メンバー間で倹約/浪費のスタイルが大きくズレていると、望み通りの活動ができないことが多いです。例えば、レコーディング費を過度にケチると、良い音源ができず理想的な活動が難しくなりますし、プロ級の機材を揃えようとすると(音楽が収益化できていないうちは)バイトや仕事の給料から無理に捻出しなければならず負荷がかかってしまいます。

2. 上下関係の形成と心理的安全性の欠如

バンド内で役割が分担されるのは良いことですが、上下関係にまで発展すると問題が起こりやすくなります。”下”となったメンバーが意見を言いづらくなり、バンドの方向性が実質的に”上”のメンバーだけで決まってしまうことがよくあります。それが「あの時お前(”下”のメンバー)もいいって言ったじゃん!」のようなやり取りになると最悪です。このような状態では、メンバー間の信頼関係が崩れやすく、最終的には解散に繋がりかねません。今時ビジネスであれば法的・モラル的な拘束や世間の目もありそこまでひどいこともできない(それでもブラック企業のようなものはなくならない)ですが、バンドという閉じたコミュニティでは往々にしてこう言った組織としての欠陥が露呈します。メンバーの心理的な安全性を担保するというのは非常に大切です。

3. メンバーの熱量の違いによる摩擦

バンド活動に対するメンバーの熱量を揃えることが重要です。目標が武道館なのか、近所のライブハウスに出ることなのか、音源を作ることなのか、こうした目標が大きくズレていると、活動自体が苦しくなります。活動ペースや活動内容についても、メンバー間でよく話し合い、合意を得ることが大切です。

4. 活動の無駄を減らす

スタジオ練習やライブ出演そのものが目的でない限り、無駄な活動を避けることが重要です。多くのバンドが『活動している感』を求めて、つい多くのスタジオ練習やライブ出演を行いがちですが、これは実際には金銭や時間の無駄になることが多いです。目的を明確にし、それに沿った活動を行うことが失敗しない秘訣です。

まとめ

バンドの成功には、金銭感覚の一致や上下関係の適切な管理、メンバーの熱量の調整、そして無駄のない活動が必要です。過去の失敗を振り返ることで、今後のバンド活動に役立てていただければ幸いです。あなたのバンドが成功するための参考になれば嬉しいです。

あなたのバンドでの失敗談があればコメントいただけると嬉しいです! 次回の更新もお楽しみに!

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