カフェ開店への道【第12回】2024.6.1
開店まであと436日
本日は自宅のガレージを改装して営業している地元のカフェへ。
自宅から車で15分ぐらいの閑静な住宅街。
正直、自分のやりたいこととはかけ離れてる形態なので、あまり参考にはならないかな?なんて思いつつ。
知り合いの推薦もあり訪ねてみました。
席は4席のみ、自家焙煎。
豆売りが中心な様子。
訪店した時、ちょうどいた先客が偶然ご近所の知り合い。
そんなところから話に花が咲き、初対面だった店主さんにいろいろ話を伺うことが出来ました。
元高校の国語の先生で、60歳で退職し、自宅のガレージを店舗に改修し、昨年開店。
65歳までは再任用で勤めることもできたそうですが、60歳でサクッと教職を辞し、夢だった珈琲店を開業することに迷いはなかったそう。
元々珈琲が大好きで、七輪と網で焙煎してたそうですが、退職する5年前にはガス式の焙煎機を買い、日夜研究を重ねてたそうで……さすがです。
メニューは珈琲のみで、深煎り、中煎り、浅煎りの3種類のみ。
珈琲の醍醐味は浅煎りとのポリシーがあるそうで、浅煎りのみ、豆は6種類もラインナップ。
フードは一切なし。
潔さ、ここに極まれり。
お店ではグアテマラの浅煎り(650円)をいただき、持ち帰りで、ルワンダとエチオピアの浅煎りを(それぞれ、100g850円)。
そこまで言われて深煎りを連れ帰る勇気はありませんでした😅
お店では、焙煎機の使い方や、都市ガスよりプロパンの方が適してるという話、また温風式と直火式の違い、フルオート焙煎機の話、若手ロースタリーの話、車庫を改修した際の消防対応、保健所対応の話、「珈琲豆はなぜ国名で呼ぶのか?」などなど、1時間ほど、とても有益なお話をお聞きすることができました😀
さらには、高校教育における現代国語教育の限界と希望、そして、鴎外、漱石、芥川、谷崎などなど、近代文学が専門とのことで、初対面とは思えないほど、流れるような話の展開はさすが元高校教師(笑)。
熱い講義を受けたのでありました。
あ、音楽も常に流れていて、ハービー・ハンコックとレイ・ブライアントがさりげなくかかっていました。
ロックやポップスも好きだけど、珈琲屋はやっぱりジャズが合うんですよ、とのことで。
このへんもまだまだ話が尽きなさそう。
年金がもらえる日まで退職金を食いつぶしながら好きなことやるんです、とのこと。
確かに家賃や人件費の支払いがなければ、こんな営業スタイルももちろんアリ。
ワタシの目指すところとは、ある意味180度真逆ですが、おおいなる刺激を受けました。
今日の学び、気づき
・珈琲屋は珈琲が大好き
・そして、珈琲だけじゃなく他の分野にも興味がある人が多い
・ワタシは珈琲を好きなのか?
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