見出し画像

カフェ開店への道 【第6回】2024.5.6

開店まであと462日

10日間も続いたGWも今日が最終日。

町外れにある山麓のカフェへ。

市内に何店舗もあり、東京にも支店のある、地元では有名なカフェ。

30回ぐらい来てる店です。

オーディオセットはマッキントッシュのアンプ(パワー2台?わお!)に、同じくマッキントッシュのでかスピーカー。
さらに1m80cmぐらいあるメーカー不明のスピーカーも。

ただし、マッキンアンプは稼働しておらず、マッキンブルーは拝めず。

代わりにおしぼりウォーマーみたいなcelloのパワーアンプが稼働してる模様。

このお店、ここまでハードにカネをかけてるわりに、アナログレコードはなく、CDプレーヤーはマランツとアキュフェーズとDENONが置いてあるものの、この日かかってたのはiPhoneかなんかのネットワーク音源。

ここまで本格オーディオを導入してて、ソフトがこれって逆に珍しいパターン。

音は悪くないけど、まあ、それなり。

我が家の推定簿価5000円のセットの方がパンチのある音してるかも(笑)

たぶんオーナー(創始者の息子さん?)の趣味なんだろうけど、3人のホールスタッフは見るからにバイトの方(他に厨房に2人)。

基本的に音楽には興味なさそう。

ワタシの店でもこけおどし的に高級セット入れちゃおうかな、なんてすけべゴゴロを出してますが(どうせ経費に計上できるし)、ひょっとすると、ごく普通のオーディオでもいいのか?なんて思い始めてます。

いわゆるミュージックカフェとか、ミュージックバーに行くと、やたら高いオーディオを導入してる例が散見されますが、やはりそれって、経費で落とせるからなんですかね?

「いい音でいい音楽を」なんて大風呂敷を広げてしまいましたが、「いい音」って人それぞれだし、ましてや「いい音楽」なんて、もっと人それぞれ。

そういう個人差を黙らせるのが、いわゆるハイエンド・オーディオってやつで、それを置いておけば、うるさ方の方々も、表立っては否定しないという免罪符のようなもの。

うちの推定簿価5000円のセットでも十分勝負できると思うが、はて、どうしたものか?

まだ時間はあるのでよく考えよう。

開店日にオーディオ環境が完成してなくても、試行錯誤を重ねながら、1年ぐらいかけて落ち着かせてもいいしね。

いずれにせよ、どんなオーディオ空間になるのか、とても楽しみです。

そして、そのお店で、「いいねえ、このお店の音楽」なんて、何人かが思ってくれたら、それだけで開店の意義あるんじゃないか、なんて。

おっと。
コーヒーのこと忘れてた。

頼んだのは、期間限定価格のモカ・マタリ。

880円。

自分で豆を買って淹れるなら、100g3000円の豆を買うのもためらうのに(10gで淹れれば1杯あたり300円)、店だと1杯に880円も出しちゃうマジック。

このギャップを、居心地も含めた環境や、サービスが埋めてると考えれば、店をやる側からすると身が引き締まる思い。

お客さんはその差額にどういう価値を見出してくれるのか?

なぜ来てくれるのか?

そもそもなぜ来て欲しいのか?

音楽を浴びるほど聴きたいなら、勝手に家でひとりで聴いてれば?って話なんですが、なんでワタシはカフェをやろうと思ってるんでしょうか?

ましてや単なるカフェでなく、不動産屋との二刀流を目指すなんて、我ながら、ハードル上げすぎ!

なんか今は、いろんな「やりたい」が、チグハグな感じ。

現時点で、それらしくまとめることもできますが、まだまだ煮詰め方がぜんぜん足りない。

もう少しホネというか軸みたいなものがハッキリしてこないと、地域や社会に受け取ってもらえないような気がします。

結局、お店が続くかどうかって、受け入れてもらえるかどうかだと思うので。

下手(したて)に出ることはないですが、やはりアジャストしてナンボ。

お店だけじゃないですよね。
会社だって夫婦だって結局は受け入れてもらえるかどうか。

受け入れてもらうためには独りよがりは論外。

ところが、なぜか、我を出しすぎちゃうんですよねえ。
ハリキリ過ぎちゃうというか。

ああ、早くカウンターの中に入りたい。

カウンターの中から見ると、店内ってまるで違って見えるんですよね。

それは、ステージから見るのと、客席から見るのの差ぐらいあるように思います。

カウンターの中から世界を見てみたいんです。

それにしても一昨日に続き、出てくるコーヒーが熱すぎる件。

器が薄手なので、もはや唇をやけどしそうなレベルです。
しばらく放置していただきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?