JPモルガンは、5月に「2022 Annual Energy Paper」というレポートを発表した。副題には「The Elephants in the Room」とあり、NetZero、ESG、気候ロックダウンの提唱者のユートピア的目標に対して、厳しい現実を示しているように見える。
The Elephants in the Room (jpmprivatebank.com)
「The Elephants in the Room」は、気候変動活動家や金融関係者が最近DAVOSに登場して、「気候やエネルギー問題に金をつぎ込めば魔法のような結果が得られる」と示した多くの仮定に挑戦している。
(461) Financing Net Zero: Moving from Commitment to Action | Davos | #WEF22 - YouTube
2022年5月29日のダボス会議で、金融関係者の一人は、「DXのスピードで、産業革命と同等のエネルギー変革が必要である。そのためには金融の革命が必要」と主張した。
これに対して、数多くの独立系エネルギーアナリストが、そのような考えは単なる妄想であることを示している。
Cut global emissions by 7.6 percent every year for next decade to meet 1.5°C Paris target - UN report (unep.org)
The World Economic Forum: ‘lockdowns are improving cities around the world’ | The Spectator Australia
COVIDのロックダウン中に大気中のCO2濃度が劇的に減少したという考え方が根強いが、これは不正確である。Friends of Science Society のオープンレターの抜粋は以下の通りである。