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おしりの健康のお話

おしりの話です。クリスマスも明けたので、こんな話も良いでしょう?!
一昨日、面白いおしりの話を目にしました。「おしり」といってもウォシュレットの話です。日本では当たり前のウォシュレットが、海外では普及していないという指摘でした。

その記事曰く、「ウォシュレットなどの温水洗浄便座の発祥地はアメリカだが、現在、欧米ではまったく普及していない。温水洗浄機能を介しての感染症のリスクが指摘されているうえに、ノズルや噴出されるお湯の衛生面に問題があると指摘されている」というのです。

 私のかなり前の記憶です。テレビで、アメリカの芸人さんが、日本人を茶化すというか馬鹿にしたような感じで、「日本人はトイレに入って用を足してから紙でおしりを拭いている。げらげら」(こういう感じで)というようなことを言って、居合わせた人たちの笑いを誘っているという場面を何度か目にしました。

その当時、海外に行くことが珍しい時代でしたから、アメリカのことも良く知らずに、「アメリカでは自動洗浄機のようなものを使っているのかな」と思っていました。

大人になって、アメリカを何度か旅行したり、合わせて3年間暮らすという体験をしました。何度渡米しても、ボストンやニューヨークという大都市やハイテックのシリコンバレーなどに行っても、温水洗浄機のようなものを見たことがありません。皆さん、トイレでは、普通に紙を使っていました、今でも使っています

海外で温水洗浄機に遭遇したのは、韓国やインドネシアのホテルに宿泊したときでした。インドネシアのホテルには、日本製の温水洗浄機が置いてあり、しかも近づくと自動で蓋が開くという最新製品でした。「日本文化の影響を受けている国には、置かれているんだなあ」という印象でした。

日本での普及率は、内閣府の調査によれば、一般世帯での設置率は、調査が始まった1992年に14.2%だったもの2020年には80.2%までに普及したとのことです。30年間で爆発的に普及した事がわかります。

日本人にとって、温水洗浄便座は必需品のように思います。この記事では、「日本人にとって心のふるさと」といった表現をしていました。「紙を浪費して手を汚さなくても、お尻をきれいにする事ができ、何より人肌の温かい水が当たる際の快感と言ったら、夢見心地だ」とも。

この記事にあるように、確かに、清潔に使うためには、第1の条件として、きれいな水が必要ですね。国によっては、衛生状態が良くない、水処理ができていないなどの理由で、きれいな水がないところも多々あり、細菌に感染するということも納得できます。

また、必要以上に洗浄すると、皮膚が痛んで炎症を起こしたり、肛門の周りに生息して肛門を守ってくれている皮膚の常在菌すべて洗い流されてしまうという問題も起こるようです。そこはリスクと快適さや便益をよく考えて使っていくのが肝心でしょうね。


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