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イーロン・マスク、鉱山会社の買収に前向きであると発言

Elon Musk Says Tesla Open to Buying a Mining Company (theepochtimes.com)
 

「テスラ社は、電気自動車(EV)用金属を自社で生産することによって、世界的にクリーンエネルギー技術の普及が早まるのであれば、鉱山会社の買収にも前向きである」と、イーロン・マスク最高経営責任者が火曜日に述べたということです。
 
EV業界では、リチウム、ニッケル、銅などの金属の供給が、10年後に想定される需要に十分に追いつかないのではないかという懸念が高まっており、「テスラが鉱山部門への参入を検討するかどうか」について、マスク氏に対して質問が投げかけられることが増えている。
 
「問題外というわけではない」と、マスク氏は、FT Future of the Car 2022のカンファレンスで語っている。

「私たちは、世界における持続可能なエネルギーへの移行を加速させることが出来るのであれば、どのような制約があろうとも対処する。鉱山会社を買いたいわけではないが、それが移行を加速させる唯一の方法であるならば、そうしたい」と。
 
自動車大手は世界中のサプライヤーと、EV用金属の調達について契約を交わしている。2030年までに、年間2000万台の自動車を生産するという目標(マスク氏は「約束ではなく願望」と)は、膨大な量の金属供給を必要とすることになる。テスラは昨年、100万台弱のEVを生産した。
 
テスラのライバルであるステランティスNVのカルロス・タバレスCEOを含む他の自動車メーカーや経営陣は、自動車産業が金属供給不足に直面していると警告している。
 
テスラには、鉱山を建設して運営するという時間と手間のかかる仕事の経験がないため、業界アナリストは、既存の事業者の買収に注力するよう助言している。
 
鉱業関係者の多くは、既存の金属生産者を買収すれば、今年初めにマスク氏がツイッター社の買収に提示した430億ドルよりも、はるかに低コストで済むと指摘している。
 
リチウムについて、テスラは、ガンフェン(赣锋)リチウム社、リベント社、アルベマール社などと供給契約を結んでいる。ピエドモント・リチウム社PLL.Oとのリチウム供給契約は昨年保留になった。
 
ニッケルは、ヴァーレおよびタロンメタルズ社と供給契約を結んでいる。

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