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ハイブリッド変異体「デルタクロン」が確認されている

「デルタクロン」と呼ばれるハイブリッド型の COVID-19の変異体が確認される症例が増加しており、米国でも数例確認されています。

https://www.theepochtimes.com/growing-number-of-countries-identify-cases-of-deltacron-variant_4331361.html

カリフォルニアに本拠を置くゲノム企業ヘリックス社の研究者は、デルタとオミクロンのハイブリッド型によるCOVID-19感染例を2例発見し、フランスの研究者は18人がこのハイブリッド型に感染していると断定しました。
世界保健機関(WHO)によると、オランダとデンマークでも症例が検出されているそうです。
COVID-19の原因となるCCP(中国共産党)ウイルスは、2021年にはデルタが多くの国で優勢でしたが、年末にはそのほとんどがオミクロンに駆逐されました。
WHOの COVID-19の技術リーダーであるケルクホーブ博士は、「これまでのところハイブリッドに感染した患者の特徴に違いはなく、デルタクロンがより重症のCOVID-19を引き起こすという兆候は見られていない」と語っています。
「残念ながら、ウイルスは時間とともに変化するものであるため、組み換えが見られると予想されます。このパンデミックはまだ終わっていない のです」と付け加えました。
米国では、ヘリックスの科学者、ワシントン大学医療センターとサーモ・フィッシャー・サイエンティフィックの共同研究で、2021年11月から2022年2月の間に29,719のサンプルを配列し、デルタとオミクロン変異体に「共感染」している20例、さらにデルタとオミクロンの組み換えによって生じた変異体が原因で感染したと特定される2例を特定しました。
「我々の研究は、共同感染の存在、これらの共同感染の少なくとも1つにおける組み換え集団の存在、そして、ほぼ完全に組み換えウイルスの複数コピーからなる2つの感染症の存在を検証しました。しかし、組換えウイルスが感染症を支配するメカニズムについては、依然として謎のままである」と研究者たちは報告しています。この研究は、近日中にサーバー「medRxiv」でプレプリントとして公開される予定です。
米国疾病対策予防センターと国立衛生研究所の支援を受けた研究者によると、「ハイブリッドウイルスがデルタとオミクロンの変種を駆逐する前に、2つの感染症が共同感染として始まった可能性がある」とのことです。
フランスでは、政府の資金援助を受けたチームが、「17人の感染者を確認したのに続き、3人の感染者を確認した」とプレプリントの研究で報告しています。
著者の一人であるコルソン教授は、「このハイブリッドの疫学的、臨床的特徴を解明するには、今のところ症例が少なすぎる」と語っています。
「オミクロンBA.1スパイクの大部分(N末端ドメインなし)が、デルタゲノムでウイルス感染性や臨床症状に関して、どのような変化をもたらすか疑問です」とも述べています。
キプロスの科学者たちは、1月にこのハイブリッドを最初に報告したと言われていますが、一部の専門家は、「確認された株は、実験室の汚染の結果であるように見える」と述べています。
コーネル大学のウイルス学者であるムーア氏は、「最近報告されたハイブリッドが本物かどうかはわからない」と。米国とフランスの両チームは、結果が正当であると述べています。「ともかく、今のところ心配する必要はない」とムーア氏は語ったそうです。
「何が言いたいのか?本物でないなら、すぐに消えてしまうだろう。もし本物だとしても、心配することにどんな意味があるのだろう?時間が経つにつれて何が出てくるか見てみよう。しかし、また別の『怖い』話を心配するには、ここにある以上のものが必要だ」と彼は語ったということです。

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