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抽象表現と生活 友禅

京都東山のミュージアムエリアを散策しました。1番の目当てではなかったのですが、森口邦彦展が特によかったです。

友禅×デザイン

友禅(ゆうぜん)とは、布に模様を染める技法のひとつ。日本の代表的な染色法である。 でんぷん質(米製)の防染剤を用いる手書きの染色法。

森口氏の作品は幾何学的な模様が特徴です。制作過程やラフスケッチの展示も見たところ、長さや角度の計算も緻密でまさに図形を描くという制作でした。
友禅の作品以上に、若かりし日の修行的なデッサン、パーズ練習や、作品のアイデアスケッチ、実験の展示に惹かれました。特に、深い緑に白い線とワンポイントの朱色が入った緑の研究というシリーズがきれいでした。

抽象表現と生活
同じ館の常設展示の一角に、モネ、マチス、ピカソ、マンレイ、モンドリアンなど1900-1920年あたりの作品が並んでいました。最近その時代を調べていたので感動しました。
モンドリアンのコンポジションは抽象表現が建築や家具に応用される契機になったと考察していましたが、それは普通のことなのかもと思い始めました。森口氏の緑の研究や友禅も同じ流れ(方向は逆)だと思ったからです。
生活用品にシンプルな模様があるって馴染み深い、受け入れやすいです。

まとめ
見ているときはあまり頭使わずさっさとまわっています。リラックスに良いです。

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