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センスはないけどちゃんとやりたい情報デザイン②ユニバース

SNSをスマホで見ることを想定して、ブランドロゴにサンセリフ体(飾りがなく縦横の線の太さが同じ)がよく使われるようになったと何かで読みました。触れる情報量が増え続ける現代では豪華さや威厳に増して識別性や可読性が重視されるのはよくわかります。サンセリフ体の中ではユニバースが好きです。

ユニバース
スイス出身のアドリアン・フルティガー氏が作った書体で、ヨーロッパの銀行や空港で使われているとか。(下の画像はWikipediaから)

フルティガー氏の名言

「タイポグラフィは、コンクリートジャングルではなく森のように美しくあるべきで、森では木々の間には呼吸や成長のために必要な空間がとられている」
「スープを飲んだ後で、その時に使ったスプーンの形をありありと思い出せるようなら、そのスプーンの形は悪かったということだ」
「ある駅の薄暗い地下通路でお婆さんが手持ちの時刻表で列車の発車時刻を探そうとしていたが、時刻表の小さな文字が見えづらくて困っていた。私は時刻を教えてあげたけど、小さいポイントでそんなに読みづらくなる書式ばかりではいけないと思った。その後で数字や小文字が大きくて見やすい書式をつくりたくなったんだ」

まとめ
正直、ユニバースと他のサンセリフ体の使い分け方はまだあまりわからないのですが、上記の作者の思想がかっこよくて気に入っています。表現におけるデザインの、手段であるという自覚というか。

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