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高3の授業、最初の手応え、早くも山場。

今宮高校3年生の授業、第3回でした。

課題研究という講座で22人のクラスを隔週くらいの頻度で担当しています。今は、5、6月にあるコピーライティングとビジネスプランの外部のコンテストに向けて講義とワークを進めています。

学生に驚かされたこと

ビジネスプランを立てるための講義で「ビジネスとは」「論理的とは」などの問いでグループワークをしました。これは経営者や法人営業担当者向けの講座でよくやっていたワークなのですが、思っていた以上に芯を食った答えが返ってきました。「ビジネスとは仕事をしてお金を得ること」「論理的とは筋が通っていること」など。素直に言葉と向き合っている、普通に頭がいいなど理由はいろいろ考えられますが、ワークのレベルが合ってはまった感触で気持ちよかったです。期待できます。

「イチローは三拍子揃っている」と言うときどんな特徴をあげるか

続くワークで、走攻守とか心技体とか複数の根拠で主張を支える論理を組む問いなのですが、これも野球好きというわけでもなさそうな子が意外とスッと「打つ」「走る」「守る」と答えた。イチローを一浪と捉えている子もいましたが、まあいいでしょう。

教え方が変わった

「明石家さんまは自分の出たテレビ番組をよなよな見ている。ナルシストだ。」というようなエピソードがあります。私もそういうところがあって、自分の講義やプレゼンを撮影したものをよく見ます。これがスポーツや手作業でなく自分の話す姿なので自分大好きに感じるのかもしれませんが、同じ研究熱心と捉えたいところです。

気づいたのは、話すスピードがゆっくりになっている点、難しいことばやたとえを言い直している点、これわかりましたか?と何度も確認する点、です。

ゆっくり話すのは高校の先生たちの影響もあります。「おーい、いいかーあ。じゃあはじめるぞー」的な。これも去年動画で見るとそちらの方が聞き取りやすかったので真似しています。ことばは例えば「需要」とふいに使ったのですが、その後「欲しがっている声」と言い直していました。たとえも、野球で全員に伝わっていないと感じて学校の魅力で例え直したり。(歳が17歳離れているで、イチロー知らない子がいたらどうしようみたいに世代のスターや漫画を持ち出すのも慎重になります)

まとめ

やっと名前と人柄をある程度覚えて名指しでコンタクトできるようになってきたし、デジタルに質疑応答もできるようになってきました。うまくすすむかなあ。作品納品ができたらひと段落なので、この5月は山場です。うまくいけばいいなあ。

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