WIN・WINってどうだろ。
これを書いているのは、千葉ロッテマリーンズのマジックが点灯した翌日の昼。
大阪でお手伝いをしている会社からの帰り、同日に鹿児島からやってくる母親を羽田空港で待ちながら。
何について書こうかと考えているときに、ふと頭に浮かんだ言葉がある。
ぼくはWIN・WINという言葉が嫌い。このことについて書こうと思います。
野球のマジックというのは、優勝争いをしている相手が全勝しても、
自チームが勝ち星をいくつ重ねると優勝できる数字のことです。
2021年10月15日現在、マリーンズは2位にいながらもM9なのですが、
オリックスの試合消化が多いため、残り7試合を全勝したとしても、
マリーンズが残り10試合のうち、9勝をすればよく、オリックスが負けてもマジックは減っていくことになります。
つまり両チームが勝ち続けて、WIN・WINしていけば残り1試合でマリーンズが優勝するわけです。いや、これはWIN・WINの使い方が間違ってます。笑
このようなWIN・WINは大歓迎ですが、笑
ぼくが嫌いなのはビジネスシーンでの話です。
「この言葉、だれが広めてん!」と思ってwikiってみたら、スティーブンRコヴィーの「7つの習慣」で広まったらしい。
なんと好きな本からだった!笑
まぁ語源はさておき、この言葉を使う時は胡散臭さが付き纏う。
だって自分で言いますか?私も勝ちますが、あなたも勝ちますよ!って。
ニコニコし目を見開きながら近づいてくる作り笑顔のセールスマン役を演じてるジム•キャリーくらい胡散臭い。
そして勝ち負けで物事を図っているニュアンスも嫌だし、
そういう言葉を使うと、わきまえたビジネスパーソンみたいな感じも嫌です。
まぁ、一方的なものの見方ですみません。
打ち合わせで「いやー、この取り引きはWIN・WINですねー」などと爽やかに商談をしめた後に、このコラムを目にした方が万が一いらしたら、本当にごめんなさい。あなたのことは大好きです。本当です。
そもそも、ビジネスは価値の交換をしてるのだから、対等であるべきだし、買い手も売り手もお互いに感謝し会えるのが理想ですよね。
一方が得するのは搾取と言うのではないでしょうか。
似たような言葉で、三方良しはカッコいい。自らの態度を正すこともできるし、勝ち負けの尺度もない。潔いというか、本質を突いた洗練さを感じます。
全くの主観です。
とりとめもない話になりました。
要するに、オリックスとロッテ、どちらともWIN・WINで勝ち進んでもペナントを制するのはマジックが点灯したチームなんです。それが言いたかっただけです。笑
さぁ、今日はホークス戦。千葉ロッテマリーンズよ、相手を打ち負かして完璧なWINをみせて欲しい。笑
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