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『エモい』について考察してみた

こんにちは、週末フォトグラファーのmikey(マイキー)です。

最近巷で何かと耳にするワード『エモい』。
その汎用性の高さから若者たちを虜にする便利ワード『エモ』
『エモい』って一体なんだろう。人はなぜ『エモ』に惹かれるのだろうか。

『エモ』とは何だろうか。

『エモい』の起源と語源

英語のEmotional (エモーショナル) が由来の日本語の新スラング。とても抽象的で説明が難しいが、Wikipediaには『エモい』についてこのように説明がされていた。

感情が揺さぶられた時や、気持ちをストレートに表現できない時、「哀愁を帯びた様」、「趣がある」「グッとくる」などに用いられる。

ちなみに海外で同じような略し方『Emo (イーモー)』というと、ロックの形態の一種のジャンルがある。こちらもの音楽の特徴としては心情を吐露するような歌詞とメロディのようなので、実はこっちが発祥なのではないかと思う。

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※ 典型的な『エモ』を好む ファッション (イメージ)

つまりこの人達にとっては、僕たち日本人が『エモく』なる遙か前から『エモ』くなってなんとも言い表せない心情を抱えていたのであろうか。

写真としての『エモい』って?

フィルムカメラが流行ったのも然り、Instagramをはじめ色んな人が『エモい』って思うような写真(編集)を撮っている。

フィルムのような、色褪せていてどことなく懐かしさを覚えるような写真は、不完全の中に魅せられるものがある。特に風景の写真というよりかは、人が映り込む写真にこそ『エモ』さがより人の心に響くのではないかなとも思う。

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不思議なものでデジタルカメラが普及する前は、大衆はより綺麗で鮮明な写真に憧れを感じていたのだと思うが、今はまるで逆行しているようだ。

そしてトレンドを作るのは若者。その若者を取り巻く『エモい』は、完璧な理想を目指すのではなく、少しいびつさに美しさを見出すということにもつながってるのだろうかと思ったりもする(より個人の個性や多様性を重んじる風潮にもつながっているんじゃないでしょうか)

綺麗!とかすごい!というようなストレートな表現が『エモい』の一言に置き換えられとても抽象的だけど(綺麗やすごいも十分抽象的だが、)なにか奥ゆかしく、受け取る側の感受性に委ねられる表現は嫌いじゃないなとも思う。

ただ、今でもケンダル・ジェナーがアメリカのトークショーで自身が愛用するContax T2を披露したことがキッカケでフィルムカメラの価格が高騰したのを僕は許さない。

エモい人生を送っていきましょう!


この記事を書いた人:mikey


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