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常に『つながる』現代社会で、あえて自らを『外す』 すヽめ

こんにちは、週末フォトグラファーのmikey(まいきー)です。

突然ですが皆さんはデジタル•デトックスをご存知ですか?
簡単に言えばスマートフォンやパソコンといったデジタルデバイスから自発的に距離を置いてストレスを軽減しましょうというものである。

デトックス(detox / detoxification)、つまり体内に溜まった有害な毒素を排出する。
デジタルデバイスから生まれるストレスを生まない、溜め込まないというのが目的である。

自分も朝起きてから寝る直前までiPhoneは絶対使ってしまうし、日中も公私ともにパソコンをつかうのでほぼ24時間、常にデジタルデバイスを使ってるのが現状だ。
でもだからこそ客観的にふと思うのだが、あーストレスになってるなーと思うこともしばしばある。

例えば個人的に些細なものであれば、

・連絡をすぐに返さなきゃいけないプレッシャー
(好きでコミュニケーションとってる人が大多数ですもちろん!w)
・SNSに時間を割きすぎて、自分の時間を有効活用出来てないと自己嫌悪になったり

とか精神的に挙がる一例としたらこんな感じですし、身体的にも

・目が疲れる
・肩がこる
・腰が痛くなる

などダメージは蓄積されて、それを感じることもしばしば。

今回は自分がインドネシアの秘境「メンタワイ島」で4日間、(結果的に)デジタルデトックスした経験とその感想をお話ししようと思います!

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メンタワイ島とは

メンタワイ島はインドネシアに位置する小さな島で通称「サーファーズ•パラダイス」と言われる場所です。

シーズン時はプロのサーファーがこぞって練習するような秘島なのだが、とにかくアクセスが無茶苦茶悪い。行くだけでもものすごく時間と体力がかかるようなところだった。
(シベルト島は下の小さい矢印の辺りに位置する。)

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行き方はかなり限定的で、インドネシア、西スマトラ州の州都であり最大の都市「パダン」から高速船で大体4時間かけて中継地点「シベルト島」に向かって、そこから満潮時でしか抜けれないマングローブ林を伝統的な形状(?)の細長い小舟で抜けて海に出る。この移動でさらに2時間。。

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船はものすごく揺れるしいつ沈むかもわからないほど不安な小舟の中で2時間過ごすのは本当に大変だった、、。
まじでこんなん。大人4人と荷物とか全部積んで、小舟ってすごい、、。

小ネタといえばメンタワイ諸島には今も存在する先住民族が住んでいるのだという。文化やライフスタイルがとても特徴的な先住民族である。

3泊4日間の島生活

宿泊先はシベルト島で合流したオーナーJupyさんが運営するサーファーのための宿である(高床式倉庫みたいな)。
毎日のご飯は付き添いのオーナーのお母さんとその他親戚数名が用意してくれる。

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完全に家族ぐるみでのビジネスで、本当にこの収入で彼らは生活していけてるのだと。

島には僕らが使えるネット環境はもちろん一切ない。
付き添い出来てくれた人たちが契約してる携帯会社の回線ですらこの地では非常に弱い電波しか通ってないらしく、ほとんど使わないのだとか。

電気も日中にソーラーパネルで貯めれる分しか夜に供給出来ないから就寝する頃には電源を切って翌日のために節電し、水もオーナーたちがシベルト島から準備して持ってきた4日分 + α 分(料理に使う水や飲水)しかない。

なのでやることとは本当に朝日が登り始める頃に起きて、

朝ご飯食って → サーフィンして → 昼ご飯食って → 休憩して → サーフィンして → 夕飯食って → 付き添いの親戚たちと音楽を聞いて談笑して就寝 (大体夜9時頃)

というような生活を過ごした。
むちゃくちゃ質素w

でも流れる時間が本当にゆっくりで心にゆとりが出来た気がして、贅沢かもしれないが、ある意味これってすごく幸せなことだなーと思った。

絶対デジタルデバイスを使わない環境下だったからこそ、よりそう感じたんだと思う。ご飯をゆっくり噛んで味わって食べるような。(あとは海が綺麗なのもあるw)

東京にいるととにかく何かいつも気を張って緊張状態が続いているような感じが物凄く息苦しかった。便利な環境に身を置く東京の”空気”が時に重圧と感じる。

でもメンタワイ島では、不便さが逆に普段見落とす「なにか」を新たに再発見させてくれて、目の前にある「今」の出来事や人との交流が特に充実した。

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ちなみに付き添いできてくれた方達はご飯の準備をしたりする以外に、実はこの島でできる他の副業?をしていて、

ココナッツを取ったり、ヤシの木の苗を大量に本土に持っていく準備をしたり(帰りがけにめちゃくちゃ手伝わされたw)、クローブというスパイスの仕分けや乾燥をやったりちゃんとやっていた。

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そして帰還

あっという間に充実した3泊4日の生活を終えてパダンに戻った時は、急に文明が進歩したかのように思えて不思議だった。

いやパダンも全然、東南アジアって感じだけど、メンタワイ島から戻ってくるとアドバンス・テクノロジーな感じの印象を受けたw

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濃密すぎて今回のテーマとは逸脱してしまうのであまり細かく書かなかったが、恐らくお客さん史上初めてオーナーを本土に行かせる羽目になったり、メンタワイ島到着早々に付き添いの人たちにちょいギレされた話とかストーリーは絶えないが、それはまたの機会に書こうと思うw

シベルト島ついてからネット環境にいない状況が自分にとってはものすごくストレスフリーだったと改めて感じたし、綺麗事かもしれないが沢山の発見とまた違った形で人と繋がることも出来てすごく新鮮だった。

どうせ連絡が来てるところで返事なんて返せないし、返す必要もないと思うとほど振り切っていたのも事実。

SNSを見て奪われていた時間は、代わりにリアルで出会った新しい人達と他愛もない話をして盛り上がって異文化交流をしたり、目の前に広がる壮大な自然をただただ自分の中に取り込んで過ごした貴重な時間に変換できたんだと思う。

じゃあお前はずっとそうやりたいのか?

と言われれば、答えはNoだと思う、正直なところ。

でもデジタルデバイスやインターネットから一歩距離をおくという新しい生活習慣を取り入れて自身をリフレッシュするのは大いに賛成だ。

まとめ

いかがだったでしょうか。たかだか一回(でも高負荷な)デジタルデトックスをやってみたけど、とにかく後味は良かった。

自らデジタルデバイスやインターネットから距離をおいてデジタルデトックスをすると受けられる恩恵は

気持ちがむちゃくちゃ楽になる

もうこれしかないのだと思う。
でも全てが目まぐるしく動き変化が多い現代だからこそ、デジタルデバイスとより良い関係を保つためにも必要なのかもしれない。

読んでくださった方もこれを機に1日30分、スマホやPC、テレビも見ない時間を作ってみたりすると、少し気持ちが楽になるかもしれません。

それではまた!

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この記事を書いた人:mikey




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