yosemicの自己放送 case No.1 #私のマデカラ 書き起こし|ゲスト:ミュージカルアクター田中怜緒直さん
このコーナーはyosemicに参加してくれたゲストに対して、自分の「これまでとこれから」を聞いていこうというコーナーです。
第一回はミュージカルアクターでyosemicでは素敵な歌を披露してくれた田中怜緒直さんをゲストに迎えてお送りします。番組ホスト「ちゃんてる」の天然ボケにも要注意! ?
パーソナリティ:ちゃんてる
博多出身、東京育ち。小、中、高、野球部。全てにおいて副キャプテン。キャプテンを志願し続けたがことごとく却下され副キャプテン…。現在はニューヨークで美容師をしながら自己ブランド設立中。常に赤を身にまとい、闘争心を燃やして日々生きております。カメラを向けられると、自然とやってしまうポーズ。仮面ライダー電王からインスピレーションを受けたと言う説が有力である。座右の銘「人の記憶に残る人間になる」
ゲスト:田中怜緒直さん | ミュージカルアクター
NY在住。神奈川県出身。アメリカからの逆輸入型ミュージカル俳優。オフ・ブロードウェイ作品「Angel at Work」で主演を務め、以後、同作品を好演。ピューリッツァー賞を受賞したDavid Lang氏による「The Mile Long Opera」にも出演した。世界的殿堂アポロシアターのアマチュアナイトへの2度の出演を果たした。またゴスペルにも興味を持ちMcDonald’s Gospel Festival、Dream Again Gospel Concert等にも出演。2019年にはミュージカルコンサート『Show Tunes 2019』日本公演に出演した。
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--アポロシアターを目指してニューヨークへ--
ちゃんてる:さあ、記念すべき第一回のゲストをお呼びしましょう。見た目は非常にワイルドで男前ですが、つい最近は熱が37度出ていて風邪を引いていたTanaka Reonaさんです!
Reona:よろしくお願いします。37度じゃなくて、38度ですね(笑)
Reonaさんはミュージカルアクターでよろしいですか?
はい。ミュージカルアクターですね。俳優をやらせてもらってます。
きっかけはなんですか?ミュージカルにも色々あると思うんですけど。
もともとヒップホップとかR&Bが大好きで、高校の時からそういった音楽を聴いてたんですね。歌を始めたきっかけが、Boyz II Menっていう黒人の3人組のコーラスグループで、彼らの歌を聴いてから「自分もこういう風に歌えるようになりたい!」って思うようになったんです。それから20歳の時にボーカルスクールに通い始めて。その後は社会人を少しやっていたんですけど、やっぱり歌をやりたいと思うようになって、*アポロシアターに出るという目標でニューヨークに来たんですね。
*アポロシアター
ニューヨークのハーレムにあるポピュラー音楽においてアメリカで最も著名なクラブの一つ。アフリカ系アメリカ人のアーティストが多く、シアター主催のアマチュアナイトはアーティストの登竜門と言われている。マイケルジャクソンもここの出身アーティストの一人。
アポロシアターに立ちたいと思ってからニューヨークにくるまでの期間でどれくらいかかったんですか?
約1年半ですね。
すごい!行動力ありますね(笑)
その1年半は、黒人さんのラッパーに囲まれながら、パフォーマンスをしてたんですよ。そしたらそのうちの一人に「お前の声ってブロードウェイアクターみたいだな」って言われて、とあるオープンマイクイベントに誘われたんですね。それで、それまでは黒人のラッパー達に囲まれてたのが、今度は白人の方達や日本人と出会うようになりました。そうやって歌って活動していたら、今度はプロデューサーの人から声がかかって。オーディションを受けることになったんです。それでミュージカルに初出演することになって、今はミュージカル関連の歌や舞台に立つことになったって感じですね。
それがReonaさんがニューヨークに来てからの活動内容の主軸になったんですね。
そうですね。
--表現者であり、ビジネスマン--
Reonaさんは何を大切に音楽活動をしているんですか?
大切に活動していることは2つあって、一つは自分自身はあくまでも表現者であるということ。もう一つは、自分は表現者であると同時にビジネスマンでもあるということを大事にしています。表現者の部分に関しては、どうしても歌ってなると最初の方は何となく歌ってたことが多かったんですね。歌詞の意味とかあまり考えずに、メロディで歌を覚えて、「こんな感じだろう」という風に歌っていたんですね。でもそうすると、誰かのモノマネになってしまいやすい。けど、やっぱり表現者であるということは、歌に込めた思いや考えをお客さんに伝えられて初めて成り立つので。だから歌詞の意味を深掘りした上で、自分の経験に紐づけて、それを今度は誰に向けて歌うのかということも考えて表現するようにしています。
はいはいはい。ビジネスマンであるっていうのはどういうことなんですか?
ビジネスマンであるっていうのは、当然歌を仕事にもしていかないといけないので、いろんなチャンスを掴むための活動をしないといけないんですね。そういった意味では、社交の場に出ていったりとか、似たようなアーティストの集まりに行ったりとか、「自分こういうことやってます」って売り込みに行ったりするのが大事なんですね。逆に、そこで出会った人たちが求めているものを返していく、分け与えて行くことで、さらにチャンスをもらったりするんです。今はこの2つの軸をベースに活動しています。
なるほど。今回yosemicに出てもらったじゃないですか。正直、今まで歌を聴いてきて「上手だな」って思うことはあったんですけど、今回Reonaさんの歌を聴いて、惹きこまれたような感覚になったんですよね。
あっはっは(笑)
なんていうんですかね。まず単純に・・・声でけえ(笑)
(Reonaさん爆笑)
いや!でも、ただ声でかいだけじゃなくて、その声のでかさが本当にミュージカルアクターってこんな感じなんだっていうか。
みんな声でかいわけじゃないと思うんですけどね(笑)でもやっぱり筋トレと一緒で、体格がしっかりとしていないといけないんですよね。ちゃんとしたメッセージを届けられないんですよ。歌にしてもしっかりとした声じゃないと、お客さんに届かないんです。そういった意味では、ミュージカルアクターは芯のある声の持ち主が多いとは思いますね。
やっぱ声って大事・・・。声にどれだけ芯を持たせるかっていうか。
うんうん。めちゃくちゃ大事ですね。僕の中では、声をどれだけ作り上げられるのかっていうのがはっきり言って、歌を聞かせる中で8割くらい大事だと思います。それだけ声を作るっていうのに力入れてます。
いやー。これだけ声を作り上げてる人に対して、声でけえしか言えない僕のボキャブラリーの少なさ。非常に反省しております(笑)
「惹きこまれたというか、声でけえと思いました」ってなんやそれって思いましたよ(笑)
なんて言っていいか分かんなかったんですよ。もうちょっとね、僕もボキャブラリーを磨いて、今後のちゃんてるは言葉選びもうまくなって行くんで、今後ともよろしくお願いしますね。
ちゃんてるさんパーソナリティなんでね。よろしくお願いしますよ。
みなさん、末長く見守ってください(笑)
--今後の活動について--
ところで、これからはどんな活動をしていこうと考えていますか?
将来的なゴールは、最終的にはニューヨークのブロードウェイに立つということですね。オフブロードウェイには立ったので、次はオンブロードウェイに立ちたいと思っています。今はそれに向けて活動歴をどんどん増やしていかなければいけなくて、そのためにはいろんな作品に出演する必要があるので、これからは一旦日本に帰って活動していく予定です。
なるほど。一度日本に帰られるんですね。
そうです。なので、日本のミュージカルだったりとか、日本の舞台作品に今後出られるような足がかりを今後作っていけたらと思っています。
僕も含めて、リスナーの方にも分からない方がいると思うんですけど、オフブロードウェイとオンブロードウェイの違いってなんなんですか?ざっくりでいいんですけど。
まず会場が違う。大きさの規模が全然違うんですね。オフブロードウェイでいうと500人くらい、オンブロードウェイになると1000人くらいの規模です。オンブロードウェイは具体的にいうと、最近だとFrozen。
あー!雪アナ。
そうそうそう雪アナ。じゃなくて、アナ雪(笑)
あっ!間違えた!そうだアナ雪か。
アナ雪ですね。あとはミス・サイゴンとか。オンブロードウェイはが最終的なゴール地点だったりするので、そこに到るまでの中規模なものがオフブロードウェイですね。一番有名なのが、ストンプとか。
あー!あの青い人たち!
いや、それはブルーマンショーですね(笑)
まじか!また間違えた!(笑)ボケてるつもり全くないんですけど、素で間違えちゃった。申し訳ございません。もう少し勉強させていただきます。恥ずかしい思いをね、リスナーの皆様にさらけ出してしまったんでね。
はい。末長く見守りください。
最後に!第一回yosemicに出てみてどうでしたか?
自分が行ってみて感じたのは、すでにアーティストの人もいれば、これからアーティストになりたいという人もいれば、あるいはあくまでも趣味という人もいて。それぞれが歌や踊りや絵とか、アートに対する想いを持った人たちが集まって、「自分はこういうことやってますよ」というのを紹介しあえる場だったように思うんですね。この一つのイベントから、今後いろんなドラマが生まれていくきっかけになるんじゃないかなという風に思っています。
素敵なドラマを生み出すのがyosemicなんで。見所の一つですのでね。改めて、今回yosemicに参加していただいてありがとうございます。コメントが「声がでけえ」しか言えなかった自分に本当に反省しています(笑)自虐ネタのようになりますが、申し訳ないなと(笑)ぜひ!今日本にいる方はTanaka Reonaさんの公演を見ていただければ、僕が「声でけえ」と言った意味がきっと分かると思うので。ぜひ見に行ってみてください。では!今日のゲストはつい最近まで風邪を引いていたTanaka Reonaさんでしたー!
ありがとうございました。
今後の活躍期待しております。皆さん応援よろしくお願いします!
お願いします!
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🔻podcast版yosemicの自己放送。
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🔻yosemicとは
NYを拠点に「誰もが自由に表現できる空間」というテーマでオープンマイクイベントを行う団体です。隔週で行うイベントでは、楽器の演奏、歌、ダンスはもちろん、スタンダップコメディ、ポエトリーリーディング(詩の朗読)、演劇、落語、演説など、”ジブン”を表現できるあらゆる手段でステージに立つことができます。アーティストの方やアーティスト志望者はもちろん、普段は表現活動をしてないという方もぜひ参加してください。ブロードウェイミュージカルでも、オペラでもない、NYで本気で活動しているリアルなアートとエンターテイメントを体感してください。
🔻yosemic主催:表現者の語り場
yosemicは毎週火曜日の午後5時からアーティストやクリエイター、表現者が集まって、アートや表現についてジャンルを超えてディスカッションするアットホームな語り場を開催しています。NYで活動するアーティスト達と交流したいという方は、ぜひ遊びに来てください。参加費・申し込みは不要です。
場所:Silk Road Cage
住所:30 Mott St, New York, NY 10013
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