見出し画像

ScanSnapを辞めました

(記憶が幾分曖昧ですが)2016年の夏頃、ScanSnap iX500を導入しました。当時Evernoteも試していたりして、あらゆる情報を一元化してペーパレスにしてしまおうと頑張っていた頃です。引越しが多い時期でもあって、毎回大量の紙を段ボールに詰めて運ぶのが嫌になったというのが大きかった気がします。

ほぼ同時に始めたEvernoteは早々に辞めてしまったのですが、ScanSnapはつい最近(2020年6月)まで使い続けて来ました。少々枚数のある書類でも気持ちよく吸い込んでどんどんデータ化してくれる心地良さが大きかったと思います。レシートや名刺もスキャンして分けて保存できていました(名刺は途中でEightに移行しました)。

そこそこ快適に使い続けていたのに、使うのを辞めた理由は、「スキャンした画像に黒い縦線が入るようになったから」です。クリーニングや修理で直す道は勿論あったのですが、そこまでする気になれなかったのです。付属ソフトの使い勝手がどんどん変わって(改善されて)いく一方、その度に設定の調整に手間取ってしまい、時間を奪われる気分になっていた記憶があるからかもしれません。

OSもミドルウェアも古くなってガタガタで、もう何も手が付けられないようなシステムでも頑なに使い続けようとするユーザのことを「保守的だ」と、ついつい批判しがちになりますが、少しその気持ちがわかった気がします。急に刷新されると「老兵は去るのみ…」な気分になります。

私の肌感覚だと、日々色んなところで受け取る書類の90%くらいは、何ヶ月や何年も経った後から必要になることはありません(*)。しかし、その残りの10%はいつどんな理由で見返したくなるか、なかなか予測がつかないです。捨てるわけにもいかない、でもわざわざ分類する労力をかけるのも勿体無い、ということで戻ってきたのがKING JIMの分厚いファイルです。手に入れた紙類は何も考えずに貰った順に、ここに閉じます。A4の紙ならそのままパンチで穴を開けて、ハガキやその他のサイズの紙はポケット付きのリフィルにどんどん差し込みます。分類したりラベルを付けたりは一切なし、唯一あるのは時間軸に関するルールだけ(令和2年8月から3年7月までを時系列に)です。検索するときは、まず「いつくらい」というのにあたりを付けて、あとはひたすらそこからパラパラめくって探します。

(*)請求書や領収書など、保管が義務付けられている証票は除きます。

画像1

実は、2016年までは、このルールで会社の紙書類を運用していました。4年ぶりに復活です。ScapSnapが壊れる頃の未来には、もっとペーパレス化が進んでるかと、淡く期待してましたが、まだまだ未来は遠かった(^^;

この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?