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「私だけしか知りえない真実」を語る

パラダイムシフトが起こった

コロナ禍以前ならば、協会をつくろうと思えば、資格講座や検定試験をカタチにさえすれば、とりあえず整いました。その頃は、僕も教えるのがラクだったし、理事長さんにもわかりやすかったわけです。
さらにもう少し遡れば、協会ビジネスのようにビジネスモデル(しくみ)を提供すれば、そこにビジネスセンスのよい人たちが集まってきて、それなりにカタチにできたわけです。

 
でも今は、そういう時代ではなくなりました。パラダイムシフトが起き、みんなが自分にとっての大切なものを考える時代になりました。
しっかり感も、風合いも、ていねいにつくることが大事な時代です。
それじゃないと、人が集ってこないわけです。

みんなと同じような講座をしてしまう

協会を構想する段階から、資格講座をその他大勢の認定資格と同列にしてしまう、ということがあります。
みんなと同じような資格名をつけて、みんなと同じような講座をやる。
一つひとつはちゃんとしたものを提供しているだろうけれども、その違いはなかなか見出されない。そういう見え方にしてしまっている。
それは自ら“レッドオーシャン” に飛び込むようなものです。そんなことをしたら、過当競争の真っ只中で溺れてしまいます。かなりマズイです。

 
でもじっさいには、そんなふうに資格講座をつくってしまっています。
なので、よほど意識しないとやってしまうのです。

協会は争わない

そもそも協会は、ライバルと争うものではないのです。それは会社のサービスで行うことです。
いつでも “ブルーオーシャン” にいられるような、そんな立ち位置ではじめます。他と争わずに済むポジションということです。

大切なアドバイス

それについて、ひとつ大切なアドバイスをしておきます。
それは、あなたの知識やスキルだけを資格講座にしないほうがいい、ということです。

 
解説します。
これはとても難しいコンセプトなのですが、あなたの知識やスキルそのものを資格講座というサービスに置き換えようとしても、それがお金に変わるのは、あなたがこれまでにしてきたことを1冊のテキストにまとめた価値の代金になります。まとめた分の対価でしかありません。

 
つまり、ライバルになる協会やセミナー会社、コンサルタントが、その知識やスキルをコピぺさせてもらうだけの目的で利用させてもらう価値になります。
言わば、それは、情報提供にしかなっていないのです。

 
すなわち、その意味するところは、もし今日その情報に価値があったとしても、数か月後にはマネされてしまう、というこのです。それだと持続可能なビジネスにならないわけです。

 
なのでそうではなくて、あなたがこれまでの長い間培ってきたその素晴らしい知識やスキルから得られた「私だけしか知りえない真実」を教えることです。

知識やスキルをそのまま教えることに価値があるのではなく、あなたしか知りえない真実に価値があるのです。


したがい、それを心の深いところで記憶してもらい、あなたと同じ価値を提供できる人を育成して、みんなで活動していく。
そのためにどんな枠組みや環境を提供できるか、それが大事になってきます。


それを資格講座にしないと違いは生み出せないのです。
今日お伝えしたコンセプトは、これまでにお伝えしてきたなかでも
いちばん大切なポイントです。しっかり押さえてくださいね。
それを語れる理事長さんになってください。


協会大学では、そういう協会づくりの大切なポイントをお伝えしています。

 


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