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プロモーション〜あなたとお客さまのコミュニケーション〜

こんにちは、よさそう®です。

今回はマーケティングの4Pの最後、プロモーションについて書いていきます。

プロモーションとは?

広告、PRなど販売を促進するためのすべての活動がプロモーションです。買ってもらって、使い続けてもらうためにあなたとお客さまがコミュニケーションする手段とも言いかえられます。

ですが、世の中”プロモーション”というと色々と誤解されているので、私が考える”プロモーション”について書いていきます。

広告だけがプロモーションではない

一番ありがちなのが”プロモーション=広告、宣伝、PR"と思われていることです。プロモーションは広告、宣伝、PRだけではありません。お客さまとのすべての接点がプロモーション、すなわち”販売を促進し使い続けてもらう、もしくは再購入してもらう活動”です。

たとえばあなたがある製品の開発を担当する人と、プライベートで初めて会ったとします。もしその人の印象が悪くて名刺交換して会社名を知るとします。さらに雑談で携わっているプロダクト群がわかったとします。仮にそれがスーパーで売っている洗剤だとします。しかもそれはあなたが「今度買ってみようかなあ」とCMを見て思ったとします。

その洗剤、買いますか?

大事なことなので、もう一度問います。

その洗剤、買いますか?

私は買いません。仮にそれがどんなに効能が高かったとしても、対外的に社名やブランドを背負って人と接する場で、悪印象を与える人がいる会社の製品は信用が置けないので。

ちょっと極端な例かもしれませんが、広告という接点以外でも、お客さま、もしくは潜在的なお客さまの「販売を阻害」する可能性があるのです。

余談ですが、私がとある企業でマーケティング研修をしていたときは、人事部門のかたにも研修を受けていただきました。なぜなら彼らこそ社外の人と多く接するためブランドの顔になる可能性が高いためです。でも、求職者や大学生と接するときに「上から目線」な対応をされていては、ご縁がなかったかたからのブランドイメージを貶めるのみなので。

購入のひと押しだけがプロモーションではない

CMや広告が購入に直結するものだけだと誤解が多いです。

人にはタイミングがあります。
「買おう」と思っている直前には購入のひと押しになるCMや広告が有効でしょう。

ですが、もしあなたがその製品やサービスを知らない状態だったら。そんな状態で「買って!」というものを見せられたら。

人に例えたら、初対面でバックグラウンドも知らないのに「親友になって!」と言われるようなものです。ドン引きですよね(笑)

だから、お客さまそれぞれのタイミングにフィットしたプロモーション活動が大事になります。

まだ知らない人へは、知ってもらう。
知ってもらった人には興味を持ってもらう。
興味が湧いてきて、ほかの製品と比べている人には、比較しやすい情報を提供する。

コミュニケーションは相手の目線に立ってはじめて、成立する可能性が高くなります。そしてマーケターは決してお客さまにはなりきれないのです。でもそのギャップをわかっていても、なんとかお客さまから見えている景色に近づけて、その人の距離感にフィットしたコミュニケーションを設計することがとても大切です。

今回は4Pのプロモーションについて書いてみました。これでマーケティングの基本であるSTP+4Pを一通りなぞりました。
次回からはこれらを組み合わせる重要性について書いてみます。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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それでは、また!

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