ロイヤルティという言葉に変わる表現はなかろうか?

こんにちは、よさそう®です。

以前からお客様との長い関係性を築いていくマーケティング手法について「ロイヤルティマーケティング」という言葉で表現されてきました。

この”ロイヤルティ”という言葉が私にはとても引っかかりがあるのです。

ロイヤルティマーケティングとは?

英語で書くと”Loyalty”、日本語に直訳すると”忠誠心”となります。そして”ロイヤルティマーケティング”という言葉は自社の製品やサービスに愛着を抱いてもらうために、さまざまな特典を付与して、他社へスイッチングせず、長期に渡る関係を築くことを意味します。

”忠誠”はどちらからどちらへ?

言葉の定義とその手法に基づくと、ロイヤルティマーケティングとは、「買い手が売り手に対して忠誠を誓うように仕向けていく手法」と考えられます。

つまりお客が企業に対して”忠誠”である、という意味合いとなります。

ここに私は違和感を感じます。特に”忠誠”というと、中世の騎士がひざまずいて王様からありがたいものを頂戴している図しか浮かばないのです。

騎士がお客様で、王様が企業という関係で、王様からクーポンやポイントをもらって喜ぶ中世の騎士という構図。なんだか嫌な感じしませんか?

でも、言葉づかいも含めて、今の時代にフィットしないと感じ続けています。

なんと言い換えたらいいのだろうか?

製品やサービスが本当によいものであれば、心から好きになり、人に勧めたり、新しいものが出れば買ってみようかなとか思うものです。

そこに働く気持ちは”応援”だったり、”ファン”のような意識だと思います。アイドルの世界だと”推し”といういいかたもできるかもしれません。

その関係性は主従の忠義のような上下関係はなく、対等に同じ目線で、そしてお客様から企業が力を授けてもらっている状態だと思います。

力を授けていただく、それはお客様からのギフトであり、企業がお客様から力をいただけるならば「Gifted Marketing」とでもいい変えたほうがいいんじゃないかしら、と思うのです。

たくさんの応援に恵まれて、それを推進力に変えていく。中世の騎士の絵よりも、ジャンヌ・ダルクの絵のほうがフィットするイメージですね。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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