盛り込みすぎない

こんにちは、よさそう®です。

ワークショップを作る時に考えることはいろいろとあります。

  • 目的

  • 依頼者の想い

  • 参加者の想い

  • ゴールイメージ

  • 所要時間

  • 会場

  • 使えるツール

ちょっと考えるだけでもたくさんありますね。
そして考えることが多いほど、ワークショップの内容が盛りだくさんになっていきがちです。

でも実際にやってみると、時間が足りなかったり、参加者が疲れてしまったりして、イメージしていたゴールにたどり着かないことがあります。

ということで、ワークショップを作る上で大切なことは「盛り込みすぎない」ことです。
「盛り込みすぎない」ために考える視点についてお話します。

目的を常に意識する

大切なことは、ワークショップデザインでは、常に目的を念頭に置き続けましょう。目的を意識していないと、つい「これをいれたら面白いかも」「あれもいれたい」となります。

そうするとワークショップがどんどん肥大化していきます。そして、目的と照らし合わせると「なんで、これやってるんだ?」と参加者が不思議に感じてしまう原因となります。

だからワークショップを作るときには、常に目的を意識しましょう。私の場合は、かなり大きい文字で目的を書いて机に貼ったり、プログラムの進行表に大きなフォントで目立つように書いています。

すべてのワークに共通する要素をいれる

目的に対して、参加者が楽しく取り組めるようにと、さまざまな取り組みの要素をいてたくなるものです。絵を描いたり、ポストイットを使ってみたり、立ったり、座ったり。

だけど刺激が多すぎるのも、参加者によっては負担に感じる場合もあります。
だから、なるべく最初から最後まで共通する要素を、それぞれのワークにいれておくことが大切です。
そして各ワークで少しずつ要素の追加やアレンジで新しさを加えていくのです。こうすることで、参加者にとって負荷が低く、でもそれぞれのワークに新たな面白みを感じてもらえます。そのうえ、新しいことを習得する必要がないので、ワークショップの盛り込み過ぎ感を抑えることにも繋がります。

俯瞰して、削る

ここまで努力しても、なかなか盛り込み過ぎ感が減らせないときには、ワークショップ全体を俯瞰して削れるワークを削ってしまいましょう。
削るときにはこのような判断軸が役立つと思います。

  • 目的達成に対して、相対的に影響が低い

  • そのワークがなくなっても、参加者の負担が低い

  • 不要な振り返り

  • 不要なアイスブレイク

  • 参加者が主体となっていない活動

なかでも「不要な振り返り」が盛り込まれているケースは多いと思います。なんとなくお作法として「振り返り」の時間を作っていることもあると思います。だけどワークショップの目的に対して、本当に「振り返り」が必要なのでしょうか?
私がワークショップを作るときは”余韻”を大切にしています。「振り返り」がワークの要素にあることで、参加者が主体的に”振り返る”機会を奪っていることもあります。
なのであえて「振り返り」は参加者に委ね、ワークショップは目的達成にダイレクトに役立つワークに費やすようにしています。

今回はワークショップデザインで盛り込みすぎない重要性と、盛り込みすぎないためにできることをお伝えしました。
あなたがワークショップを作る時に、少しでもお役立ちになれば幸いです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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