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与謝野だより〜大暑 2021〜

2021年7月22日

皆さん、こんにちは。こんばんは。

全国的に梅雨明けとなり、ぐんと気温が上がって参りました。外出や外での作業の際は、水分補給をこまめにされてください。油断していると本当に危険です。

こんなに暑い今日この頃ですが、しっかりと昔の人は知っていたんですね〜。

ということで、今回も二十四節気に合わせて与謝野町からお便りを送らせていただきます。

《二十四節気》暑さが大きいんです

7月22日は【大暑】です。

もー見るからに暑そうな感じがします。大きく暑いんですから。もー、暑さが”いっちゃってる”感じがしますね。

いよいよ暑さ本番です。与謝野でも本格的な暑さが始まってます。

ところで皆さん、土用ってご存知ですよね?

サタデーの土曜ではなく、土用のほうの。

おそらく【土用の丑の日】で認識される率が上がっていると思います。ちなみに今年の土用の丑の日は7月28日(水)です。

でも、土用ってなんなんでしょうか?知らない人、多いんじゃないでしょうか?

もちろん、僕も詳しくは知りませんでした。

で、調べたところ、土用とは、中国で生まれた「万物は木・火・土・金・水からなる」という考え方の「土」の部分で、季節ごとに訪れる期間とのことです。

夏の土用は「立秋の直前の約18日間」で、大暑の数日前から始まり、大暑の間はずーっと土用なんです。

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土用の丑の日

先ほども話題に上がりましたが土用といえば鰻ですね。

でも、これって江戸時代に平賀源内が考えた、今で言うところの販促プロモーションだったんです。

本来、鰻の旬は脂ののった秋から冬。だから、夏場は鰻の消費量が落ちるんです。

それを平賀源内が「夏バテを防ぐために、土用の丑の日に鰻を食べてスタミナつけよう!」って仕掛けたんです。

これが江戸っ子にウケて、今でもブームが続いているというわけです。平賀源内おそるべしですね。

江戸時代って、今よりかなりファンキーな時代って気がします。

歌舞伎、文楽、相撲、浮世絵、俳句など日本の文化として世界に誇れる芸術が確立した時代です。

その根本には「流行り物好き」かつ「先を争う」という気質があったようで、”初もの”は特に珍重されました。「初物七十五日(初ものを食べると寿命が七十五日伸びる)」と言われるほどに。

なかでも初鰹に対する思い入れは相当なもので、一尾10万円という値がつくのも珍しくなかったとのことです。

今、初鰹の時期は5月、場合によってはさらに前って感じですが、本当に美味しい時期はこれからですよね。上り鰹と呼ばれ、赤身の旨さが楽しめます。

ちなみに秋には、脂ののった戻り鰹も人気です。

鰻と鰹で江戸情緒を楽しむのもオツですね。

鰻といえば蒲焼きがポピュラーですが、夏は”うざく”がおすすめです。なんて言うと、なかには「うざくって何?」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

鰻の蒲焼を細かく切ってきゅうりの酢の物に合わせる料理です。三重県発祥なので西日本ではポピュラーですね。

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涼風ゴールデン × うざく

きゅうりの夏っぽさとお酢の酸味が爽やかで、暑気払いになること請け合いです。きゅうりの歯ごたえと鰻の柔らかさのコントラストが絶妙です。

鰹はやはりタタキでしょー。

タタキは鰹の切り身をサクのまま炙ったあと叩くことからタタキと呼ばれるようになったんですが、現在ではあまり叩かないですね。表面が焼けている刺身って感覚です。

薬味は玉ねぎやニンニクの薄切り、生姜や大葉も良いですが僕的にはミョウガが一番ですね。亜流かもしれないですが、超粗挽き黒胡椒も良いですよ。

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ハレバレゴールデン × 鰹のタタキ

うざくと鰹のタタキには、ホップの効いたHop-Up Beerがおすすめです。

ホップの香りがきゅうりとシンクロし、鰻の脂を引き立てます。鰹のタタキには、ホップが薬味感覚でいきてきます。

ぜひ、お試しください。



乾杯!

2021年 大暑 与謝野から 藤原ヒロユキ

インフォメーション

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春の苦味・大人の苦味『Northern Kyoto-Style IPA「ハレバレゴールデン2021春の新仕込み」』発売中!!

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ではまた、季節が変わる頃にお便りします。

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