. * ☂︎ 夜 雨 ☽ ⋆ ゜.

24歳。夜型人間。ひっそり短編ストーリー書いてます。

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最近の記事

深夜2時。 外は静かな春の雨。 僕の腕の中には、野良猫が1匹。 今この瞬間は幸せなはずなのに、 僕は悲しくて泣きたくなっていた。 君がやって来るのはいつも真夜中。 フラフラと、どこからかやって来る。 今日はどこで飲んでたの? 誰と飲んでたの? 話しかけても、君は答えず、僕の腕の中でそっぽを向いている。 たまにこっちを向いたかと思えば、僕の鼻先をぺろっと舐めて満足気に喉を鳴らすと、またそっぽを向く。 ...君を独り占め出来たらいいのに。 君の可愛い鳴き声も、驚

    • 沸騰

      ある夜のこと。 開けっ放しのカーテンの向こうに、 綺麗な月が見えた。 こんな素敵な夜に、 布団に潜ってるなんてもったいないわ。 そう思い立った私は、 だらだらとベッドに寝転がるのをやめ コンロに火をかけ、お湯を沸かし始めた。 もし私が映画に出てくるヒロインだったら、洋風のバルコニーで夜風に当たりながら、グラス片手にオシャレにワインなんか飲んじゃったりして。 そんな妄想をしながら、カップラーメン片手にベッドへ向かう。 ふぅ、っと庶民の味に満足

      • 趣味で書いてる短編ストーリーを載せていこうと思っています。

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      • それぞれの夜
        2本