あなたがしている「ゲーム」は何?
あなたがしている「ゲーム」は何だろう?ここで言うゲームとは、人生における目的のことだ。人はつい、自分がしているゲームを忘れてしまう。他人のゲームを自分のゲームだと勘違いしてしまう。自分がしているゲームをはっきりと自覚しない限り、無意味に苦しんだり、悩んだりすることになる。
例えば、私は東大を目指していた。自分のゲームは東大に合格することだと思っていた時は、成績の優劣ばかり気にしていた。成績が伸びないことを嘆いたし、自分より成績がいい者には劣等感を、悪い者には優越感を覚えた。
でも、私にとってのゲームは、東大合格ではなく、受験を通して自分が成長することだった。それに気がつくと、成績への執着は消え、自身の成長に意識が向いた。東大に落ちた事はもちろん悔しかったが、それ以上に、受験を最後までやり抜き、大きな成長を遂げたことへの達成感の方が大きかった。
他の受験生は東大合格を目指すゲームをしていたのかもしれない。けど、私は別のゲームをしていた。だから競争を降りた。自分が周りの人とは違うゲームをしていると気づいたのなら、さっさと競争を抜け出してしまえばいい。そうすれば、もう何も怖くない。他人が自分より優秀であることやお金持ちであることに悩まされなくて済む。優れるのではなく、異なるのだ。
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