悪戯神様と天の子の冒険聖書26
「そんな固くならなくていいです。どうしたのですか?」
こんなに物々しくされたらこっちが緊張しちゃう。
でも神の世界での決まり事で仕方ないのかな?
「何とも私めに敬語をお使いとは恐れ多いです。では早速お話させていただきます。実は、命の森の守神モーリュ達が次々病に倒れて急いでお薬を作っているのですが、長年平和で作って無かったため、薬草の成分をど忘れしてしまいまして。そこでアマ様のお力添えをお願いしたい。」
そう言って薬が置かれた場所まで案内してもらってそこには切り株を台代わりに5色の薬が瓶に入っていて草の冠がかけられている。
おや、色んな色のキノコが奥から出てきた。
キノモリの仲間かな?
「そなたがアマ様ですか?私はセンカと申します。」
高くて透き通るお爺さん声で挨拶したのは顎に銀色の長い髭を生やした緑色のキノコ。
「噂はかねがね。どうかお力を頂きたい!あ、私めはマンカと申します。」
ないけど鼻下に台形のきっちりした黒い髭がある青いキノコは太くしっかりした声だ。
「私はチョウカと申します。宜しくお願いします。」
チョコチョコ走って前に出てきたのは少し体が小さい高い声の白いキノコ。
「私はジッカと申します。」
ゆっくり出てきてぺこりとお辞儀したのは髭のない大人っぽい女性的な声の黒いキノコだ。
自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a